スマートエネルギー機器とスマートメータ

スマートグリッド、スマートホーム(スマート家電、ゲートウェイなど)、スマートメータは、スマートエネルギーエコシステムの中心的な存在です。システム内で機器間通信が可能になると、各機器の機能をさらに高度化できます。つまり、エネルギーを作り出す側では需要に見合ったエネルギー供給を行い、さらには需要に影響を与えることさえ可能になります。一方でエネルギーを消費する側はコストを考慮しながらエネルギー消費量を調節できるようになります。

スマートエネルギー機器やスマートメータを設計するには、低コストの多機能MCUやミッドレンジMPUなどのターゲットハードウェアを効率的に活用しなければなりません。小さなフットプリント、高効率の電力管理フレームワーク、包括的なUIテクノロジ、多数の接続オプションを特長とするNucleus RTOSは、スマートエネルギー機器の設計に理想的な選択肢です。

「スケーラブルなフットプリントと多彩なミドルウェア接続が可能なNucleus RTOSとメンター・グラフィックスのプロフェッショナルサービスのおかげで、急速に変化を遂げるスマートエネルギー市場に対応した新しい製品ラインを完成させることができました。」

 Itron、Director、Matt Dilback氏

組込みツール

Sourcery CodeBenchは、ARM、Coldfire、IA32、MIPS、Powerなどのアーキテクチャで組込みC/C++開発を行う包括的な開発環境です。Sourcery CodeBenchには、コンパイラ、ソース/アセンブリコードデバッガ、性能解析、IDE(統合開発環境)など、コード開発やデバッグに必要なツールがすべてそろっています。Nucleus RTOSと緊密に統合されており、アプリケーションデバッガ機能を持つNucleus Debug Agent、Nucleusカーネル、Nucleus Traceなど開発生産性の向上に役立つ機能を提供します。

Nucleus RTOSは、最適化され、安定したRTOS(リアルタイムオペレーティングシステム)であり、スマートグリッド、スマートメータ、医療、携帯端末、家電、産業用機器など多岐にわたる分野において30億台以上の組込みデバイスに搭載されています。Nucleus RTOSを使用すると、MCU、DSP、FPGA、MPUなどさまざまなハードウェア上にわずか2KBのコンパクトなカーネルを実装できます。

Nucleusでスマートエネルギー機器やスマートメータを開発するメリット

SEP準拠の機器やスマートメータを設計

SEP(Smart Energy Profile)2.0は、ZigBeeアライアンスが定めるスマートグリッド対応機器間の通信方式規格です。NucleusはこのSEP 2.0に準拠しており、SEP 2.0仕様の幅広いネットワークプロトコルやセキュリティプロトコルとSEP 2.0の「機能セット」もサポートしています。

幅広い接続オプションとネットワークオプション

Nucleusは、スマートエネルギー機器に欠かせない以下のネットワークセキュリティプロトコルや接続オプションを標準でサポートしています。

  • ZigBee, Wi-Fi
  • HTTP
  • IPv6
  • TCP/UDP
  • Zeroconf(ゼロコンフィギュレーションネットワーキング)
  • OpenSSL、CyaSSL
  • mDNS(マルチキャストDNS)など

開発、デバッグ、トレースを網羅した強力な統合開発環境(IDE)

Nucleusの開発/デバッグ環境は、Sourcery Codebench IDE(統合開発環境)と強力なトレース解析ツールであるSourcery Analyzerをベースとしています。Sourcery Codebenchを使用すると、最適化された環境で効率的にコードを開発、構築、デバッグできます。Nucleus Traceは、開発環境にリアルタイムカーネルおよびアプリケーション追跡機能を追加し、システムへの対応を改善します。

優れた機能のUIやグラフィックスを開発

スマートエネルギー機器には、ユーザがエネルギーの使用状況を確認したり管理したりできる機能を持ったUIが必要です。Nucleusには高度なUI/グラフィックスツールキットが統合されており、開発者は住宅用エネルギーモニタ、先進サーモスタット、白物家電(洗濯機、食洗機)といったスマートエネルギー機器に最新のタッチスクリーンUIを実装できます。

電力効率の良いアプリケーションを設計

Nucleus内蔵の電力管理フレームワークにより、最新のプロセッサやマイクロコントローラが提供する省電力機能を活用できます。アイドリング時の電力管理、DVFS(ダイナミックな電圧/周波数スケーリング)、クロックゲーティング制御、システムハイバネーション(休止状態)などの幅広い機能にNucleusからアクセスできます。

部品コストを削減

スマートエネルギー機器の設計においては、ハードウェアとソフトウェアをどう組み合わせれば部品コストを抑えることができるかも考慮しなければなりません。MCUに理想的な小フットプリントで、複数のネットワーク機能と接続オプションを提供するNucleusであれば、低コストの32ビットMCUやミッドレンジMPUの機能をフル活用した低コストのスマートエネルギー機器を設計できます。Nucleusは、Freescale、MIPS、NXP、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツなど幅広いデバイスをサポートしています。

 

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