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MCAPI の事例: マルチコア設計におけるCPU 間通信

Posted in: 組込みソフトウェア

複数CPU を実装する組込み設計には、1 つのCPU 上に複数のコアを搭載したもの、装置のハードウェア上に複数のCPU を搭載したもの、またはその2 つを組み合わせたものがありますが、いずれのケースにしても、マルチコアをターゲットとした組込みシステムの開発は、ますます一般的になりつつあります。マルチコア・システムのソフトウェア開発に多様な困難が伴うことは周知の事実であり、各種の組込みソフトウェア・ベンダは、以前からそれらの課題に取り組んでいます。
本稿では、まず、マルチコア設計について簡単に紹介し、対称マルチプロセッシング(SMP)と非対称マルチプロセッシング(AMP)の比較、およびマルチOS システムの使用などソフトウェアに関連する部分を扱います。
本稿の中核をなすのは、Multicore Association(MCA)によって新しく策定された標準仕様であるMulticore Communications API(MCAPI)です。MCAPI は、プロセッサ・コア間の通信を実装するための合理的な方法をソフトウェア開発者に提供します。複数の異種OS 間の場合にも対応しており、本稿ではMCAPI 標準の概要を示すと共に、Mentor Embedded™ Nucleus® OS およびLinux® オープンソース・ソフトウェアのフレームワーク内でのMCAPI 標準の実装について説明します。

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