技術文献
GENIVIおよびオープンソースIVI開発の重要性を理解する
車載インフォテイメント(IVI)がもたらす豊かな経験と付加価値は、今日の車社会においては瞬く間に当たり前のものになりました。最も基本的なIVI機能でもGPSナビゲーション、マルチメディア、音声操作、安全性診断などを装備しています。IVIテクノロジが進化を続ける中で、自動車メーカーや大手サプライヤはいかに革新的な自社製品によって差別化を図るかという課題に直面しています。事実、IVIは、Webからのライブ・コンテンツのストリーミング取得、道路状況を知らせる車内/路上センサ活用、パーソナル/共有クラウド・ネットワークへのアクセスやデータの取得といった新たな分野での期待も高まっています。その可能性はどこまでも続く道のように終わりがありません。
IVI機能が進化する一方で、携帯電話の分野における技術も進歩しており、それはある程度、IVIシステムとして活用することが可能です。しかし、大きく発展を続けるIVIは、再利用可能なコードの欠如やオープンソース・ミドルウェアの使いにくさが問題となっています。つまり、IVIのミドルウェアは、オープンソースといっても、他のIVIアーキテクチャに対して真に「オープン」とはいえないのです。
本稿では、自動車メーカーや大手サプライヤがオープンソースのモデルに移行する際に直面する課題を考察します。IVI開発のオープンソースへの移行と最終的な開発について考える場合にはまず、GENIVIアライアンスの役割を理解する必要があります。GENIVIアライアンスは、IVIの機能について取り組んでおり、それはオープンソースのミドルウェア準拠プログラムによって再利用可能なオープンソースのIVIプラットフォームのための実用的なエコシステムを構築するというものです。本稿の最後には、IVI分野でメンター・グラフィックスが果たす役割について、IVIプラットフォームに対する5種類の技術貢献に着目しながら紹介します。