Fraunhofer IISが先端デジタル信号処理アプリケーションの開発にCatapult C Synthesisを選択

2005年03月08日

メ−メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社:本社東京都品川区、代表取 締役パトリック・ウィリアムス、以下メンター)は本日、ドイツのErlangenにある世界的に有名なオーディオ/ビデオ研究機関である Fraunhofer Institute for Integrated Circuits IISがメンターのCatapult C Synthesisツールを次世代のデジタル放送アプリケーション開発用に選択したことを発表しました。主要な高位合成ツールを比較評価した結果、 Fraunhofer IISは結果品質、開発期間の短縮、使い易さ、同研究所のC/C++設計フローへの適合性等に基づいてCatapult C Synthesisツールを選択しました。

「評価を行う中で、Catapult Cの結果品質と使い易さは非常に説得力がありました。このツールを使うことにより、アルゴリズム・ブロックの設計生産性がHDL合成と比較して5倍から10倍になると思われます。」Fraunhofer IISのDesign Manager、Frank Mayerはこのように語っています。「純粋なCコードを入力として使用できるCatapult Cツールは我々の設計フローに非常によく適合するもので、設計者はターゲット・テクノロジに関係なく、アンタイムドのC/C++システム・モデルから直接ハードウェアを自動生成できるのです。この評価の成功をうけ、即座にCatapult Cを実設計プロジェクトに適用しました。」

Fraunhofer IISは複雑なデジタル信号処理(DSP)アルゴリズムを駆使するデジタル放送アプリケーションを開発しています。同研究所では通常、システム全体を FPGAに実装してプロトタイプを作成し、リアルタイムのパフォーマンス検証を行ってから量産用ASICにリターゲットします。マニュアル作業での FPGAプロトタイプおよびASIC用RTL作成はあまりにも効率が悪く、エラーが起こりやすかったため、設計検討のための十分な時間が取れませんでし た。このような背景により、マニュアルによる開発期間と検証の手間を削減する目的で高位合成の採用を検討する決断がされたのです。

過去5年間、Fraunhofer IISはHDL入力を使った第一世代の動作合成を使って開発期間の短縮に取り組んできました。最近になって、同研究所は動作合成よりも一歩先へ進み、純粋 なアンタイムドのシステム・モデルを入力とするアルゴリズム合成について検討することを決めました。アルゴリズム合成はインプリメンテーションのための手 間が格段に少なく、設計者は制約条件を使ってインタフェースと階層を指定するだけで、ボタン1つでFPGAあるいはASICをターゲットとした合成を実行 できます。

Catapult C Synthesisツールは、コア・アルゴリズムとインタフェースの両方がアンタイムドなC++ソースを合成できる唯一の製品です。その結果、設計者はマ イクロアーキテクチャやインタフェースを変更しながら詳細な「what-if」解析を行い、十分に最適化されたハードウェア設計を実現することができま す。Catapult C Synthesisは標準的なRTL合成ツールを使ってゲートレベルに合成できるRTLを出力しますので、幅広いツールフローに組み込むことが可能です。

メンターのDesign Creation and Synthesis Division、General ManagerのSimon Blochは次のように述べています。「Fraunhofer IISは高位合成のエキスパートであり、その活用により通信および放送システムのタイム・トゥ・マーケットと品質目標を達成しています。このような傑出し た研究機関がアルゴリズム合成の活用にCatapult C Synthesisを選択してくれたことを名誉に思います」。

Fraunhofer IISについて
1985に設立されたドイツErlangenのFraunhofer Institute for Integrated Circuits IISは450名のスタッフを擁し、Fraunhofer Institutesの中でも最大の規模、売上を持つ研究所です。オーディオ・コーディング方式MP3の開発により、Fraunhofer IISは世界的に有名になりました。同研究所は契約に基づく研究サービスやテクノロジ・ライセンスの供給を行っています。

同研究所の研究テーマには、オーディオならびにビデオ・ソース・コーディング、マルチメディア・リアルタイム・システム、デジタル・ラジオ放送およびデジ タル・シネマ・システム、集積回路およびセンサー・システム、設計自動化、無線/有線/光ネットワーク、ローカライゼーションおよびナビゲーション、画像 システムおよびナノフォーカスX線技術、高速カメラ、医療用センサ・ソリューション、運輸およびロジスティクス用通信技術、等が含まれます。

デジタル・ラジオ分野では、Fraunhofer IISは国際研究機関の中でも主導的立場にあります。同研究所はMP3、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC(Advanced Audio Coding)等の最先端オーディオ・コーディング方式の主要な開発者であり、Digital Audio Broadcast DAB、WorldSpace Digital Radio、XM Satellite Radio、Digital Radio Mondiale DRMの定義、設計、実装に大きく貢献しています。

詳しくはウェブサイトhttp://www.iis.fraunhofer.deをご覧下さい。


Cベース設計 について
  http://www.mentorg.co.jp/solution/c-design.html


E-mail: mktg_mgj@mentor.com