News and Views 2016 Summer / Vol. 18: Info Topics

プライム、フォーラム、GO!

図1. AR技術によりバーの中に出現したポケモン図1. AR技術によりバーの中に出現したポケモン

今年7月6日の米国リリースを皮切りに、世界各地で展開されているPokémon GO(ポケモンGO)の人気が止まらないようです。日本でもブームに火が付き、今まであまりスマートフォンを使ったゲームに興味を示さなかった中高年世代層の方も楽しんでいらっしゃると聞きます。また、その華やかな登場と裏腹に停滞気味だったAR(拡張現実)技術の活用に成功したゲームとしても注目を集めています。

たとえそれがどれほど素晴らしく完成されたものであっても、ソフトウェアである限り、製品リリース後もバグとの戦いは続きます。また、動作プラットフォームのアップデートへの対応やユーザからのフィードバックを受けた機能強化を図るためのソフトウェアアップデートも継続的に続きます。ポケモンGOも違わず、機能強化や安全性向上に向け多くのアップデートをリリースしています。ここで目を見張るのが、その速度です。ポケモンGOだけにとどまらず、特にスマートフォンにおいては、多くのソフトウェアが頻繁に製品アップデートを繰り返しています。ソフトウェアの開発速度が加速度的に速くなり、その期間が一層短くなっていることがよく分かります。

図2. Amazon Prime Nowで購入図2. Amazon Prime Nowで購入

ソフトウェア開発だけでなく、人の暮らしの速度もどんどん速くなっています。技術の進化により、より短時間で長距離移動できるようになり、いつでもどこでも誰かと連絡を取ることができるようになりました。利便性も上がり、Amazonや楽天などのオンラインショップを使えば、家にいながら世界中の製品を購入し任意の場所に配送できます。ちょうど先日、Amazonが提供するPrime Now(プライム ナウ)というサービスを使って買い物をしました。対象エリア内であれば1~2時間で購入したものが届くというものです。通常のサービス利用時に比べると割高になるものですが、「欲しいものをすぐ」入手できます。まさに、「時は金なり」です。

このように速く流れる時を乗りこなす人々を支えるために、実にさまざまな電子デバイスが影に日向に使用されています。手元のスマートフォンはもちろんその通信網、オンラインサービスを支える大規模サーバ、移動手段となる電車や自動車など、そのすべてに使用されているのがプリント基板(PCB)であり、半導体であり、各種基幹ソフトウェアであります。

さて、メンター・グラフィックスは、今年9月に4都市で開催するPCB Systems Forum 2016をはじめ、10月には特定技術分野や市場に特化したMentor Forumシリーズ、11月29日と12月1日には自動車業界向けのIntegrated Electrical Solutions Forum(IESF)など、各種「フォーラム」を開催していきます。フォーラムは古代ラテン語の集会場や公共広場を指す「フォルム」から転じた言葉です。メンター・グラフィックスでは、テーマや共通の課題について情報交換が行える場としてテクニカルセミナーを一連のフォーラムとして位置づけ、開催しています。

図3. PCB Systems Forum 2016図3. PCB Systems Forum 2016

これらのフォーラムはすべて、人々の暮らしをより豊かに、より自由にするためのエレクトロニクス製品の開発に励むエンジニアの皆様を支援し、より短期間により競争力のある製品を市場投入するための最新技術やメソドロジを共有することを目指しています。特にPCB Systems Forumは、品川、大阪、名古屋、福岡の4都市を巡るフォーラムツアーとなっており、IoT時代に対応した「つながる」世界を実現するPCBシステム開発の最前線の情報をご紹介いたします。IESFでは、自動運転社会を見据えた技術の紹介やトレンドをご紹介する予定です。

日本国内のさまざまな都市で開催されるので、もしかしたらその土地で出現しやすいポケモンも捕まえられるかもしれません。それも楽しみに、皆様の最寄りの街で開催されるフォーラムにてお会いできることを楽しみにしています。

乱筆にて

(ゆり)