2013 Winter / Vol.4

上流設計&組込み

検証マネジメントの自動化(バッチスクリプトの限界)

機能検証のプロセスは誰でもが自動化をしたいと思うことでしょう。検証エンジニアやプロジェクト・リーダーは、カバレッジのクロージャ、バグ・ハンティング、スモークテストなどのタスクを大量のリグレッションの中で行わなくてはなりません。リグレッションテストでは、シェルスクリプトを用いることが一般的です。しかしシェルスクリプトを実行する側のユーザは、スクリプトの中身を理解せずに実行している場合も多く、またスクリプトがうまく実行されない場合に、それを開発した人に問い合わせるため、その対応を待たされることもあります。

IC設計&製造

複雑な回路の信頼性検証の自動化

今日、CMOS ICの信頼性を脅かす主要課題として、静電気放電(ESD)からの保護に大きな注目が集まっています。今回のNews & Views online Winter「IC設計&製造」トピックでは、この課題の重要性について説明するとともに、設計者が高度なESD検証を実装するために役立つ新しいツールを紹介します。

ものづくり

汎用性の高い先進1次元-3次元CFDソリューション

今日の競争の激しい市場において、あらゆる分野のシステム開発で製品差別化、開発コスト低減、Time-to-Market目標を達成することは大きな課題となっています。製品開発リスクは常に問題視されており、仮想プロトタイピングの活用はその解決のための重要な手段になってきます。リスクをいかに早い時点で検証するかは、企業各社の事業目標をいかにして達成するかを判断する際の大きなポイントになってきます。

ものづくり

ハイエンドPCB設計の動向: 高密度実装配線(HDI)とパワー・インテグリティ効果

電子機器におけるプリント基板(PCB)の複雑性は、年々飛躍的に増加しています。メンター・グラフィックスでは毎年、最新のPCB設計トレンドの理解や顧客要求のヒアリング目的も含め、優れたPCB設計を奨励、表彰するPCB Technology Leadership Awards(TLA)というコンテストを開催しています。これは業界をリードする製品を開発したPCBのデザインを紹介し、その設計に携わったエンジニアやCAD設計者を表彰するものです。

オートモーティブ

機能安全に求められる要件トレース

機械設計が中心だった自動車開発にも電子化の波が押し寄せ、今では走るコンピュータ・システムとまで言われるようになりました。数十にもおよぶECUがゲートウェイやクラスタを介してネットワーク接続し、膨大な行数のソフトウェアコードや多数のマイクロコントローラ(MCU)が使用されています。複雑なシステムと化した自動車における適切な機能安全を確保するために、自動車業界ではさまざまな安全基準に関する標準化、国際化が進んでいます。

Info Topics

破壊と再生から考えるメンター・グラフィックスの在り方

今回のInfo Topicを執筆しながらふとカレンダーに目を移すと、つい先日、年が明けたばかりと思っていたら、2013年も瞬く間にもう1ヶ月が過ぎ去ろうとしています。まさに光陰矢のごとしで時が流れていますが、さまざまなテクノロジの栄枯にはそれ以上のスピード感を感じます。絶対的と思われていた技術が新発想によって打ち砕かれると同時に想像もつかなかった新しい技術や手法が生まれていく。ヒンドゥー教のシヴァ神思想にもみられる「破壊と再生」のシナリオは、人間の根本的な生存本能の1つに組み込まれているのかもしれません。