2016 Spring / Vol.17

上流設計&組込み

Successive Refinement Methodology - ローパワー設計の段階的な詳細化

ローパワーアーキテクチャの検討は、半導体の価値を左右する性能指標として欠かせないものとなりました。最近では、IEEE1801(UPF: Unified Power Format)を用いて通常の設計とローパワー設計を同時に行い検証するプロジェクトが大半を占めるようになりました。UPFで検証が済んだローパワー設計は実装フローのゴールデンリファレンスとなります。

IC設計&製造

ダイナミック消費電力を削減する最新技法: データパスの最適化

IC設計におけるダイナミック消費電力の削減機能は、過去15年以上にわたり、それほど進化したとは言えないのが事実です。確かに、一部の設計チームやEDA専任チームは、PPA(Performance-Power-Area: 性能‐消費電力‐面積)課題を解決すべく、高性能マイクロコントローラのコア領域の低消費電力化などに苦心を重ね、クロックツリーを用いた新たな省電力化テクニックも登場しています。

ものづくり

プリント基板実装現場における「製造のインターネット化」を実現するオープン標準、OML

製造工程を洗練する次世代の「ものづくり」を目指し、ドイツでは政府を中心にインダストリー4.0やその概念を具現化するスマートファクトリーが提唱され、米国ではIIC(Industrial Internet Consortium)がIoTの産業実装に向けた取り組みを行っています。奇しくも時を同じくしてIoTの実用活路が広がり、製造現場に革命をもたらす旗手としての期待が高まっていました。

オートモーティブ

自動車EEアーキテクチャのためのモデルベースシステムエンジニアリング

2015年12月に名古屋と品川で開催されたIESF (Integrated Electrical Solution Forum) 2015 Japanでは、その基調講演において、自動車の電気電子(EE)設計に向けたモデルベースシステムエンジニアリングのアプローチが紹介されました。このアプローチは、ソフトウェア、ハードウェア、ワイヤ・ハーネス、ネットワークなどをすべて含んだ車載システムのエンジニアリングをコンピュータ上で行う手法で、数多くのメディアに取り上げられました。

Info Topics

Yesterday to Future – EDAベンダとしての歩みを紐解く

ヒップホップを中心に常に新しいサウンドスタイルでオーディエンスに刺激を与え続けるユニットBlack Eyed Peasは、日本にもその支持者は多く、昨年結成20周年を迎えた記念ともいうべき新曲「Yesterday」は、幅広いジャンルの音楽ファンから絶賛されました。この曲は、彼らが影響を受けた音源を次々とサンプリングしながらユニット自体の色に染めていくスタイルをとっています。約5分30秒の曲の中に、ヒップホップの歴史と期待感がギュッと凝縮されています。興味のある方は、ぜひ聴いてみてください。