Trilogy
TrilogyによるDFM、プログラミング、ドキュメンテーション
Trilogyは、PCB実装エンジニアリングでのコンカレントDFM検証を可能にし、製造最適化をPCB設計プロセスに組み込みます。プロセス・エンジニアは、DFMの問題を解決、レビューのフラグを立てた後、Trilogyのワークフローのガイドに従い、単一またはグループ分けされた製品についてSMT(表面実装技術)実装装置とラインの構成、パーツ・データ・ライブラリの管理、ラインのバランス調整を行います。最後に、マシン・セットアップ、手動実装作業、その他の作業指示書が、ドキュメンテーション・エディタによって作成されます。
特長と利点
- PCBの実装と製造における製造性の問題を解決
- vSureと同じワールドクラスのDFMソリューションを採用
- すべての主要なPCBレイアウト・ツール、Gerberデータ、BOM(部品表)データ形式に対応
- 新しい設計を製品リリースする際に必要な修正の数を削減
- 設計プロセスの初期段階で製造上の制約を識別して製造コストを削減
- 完全に最適化されたSMTプログラムと実装作業指示書を単一のアプリケーションで作成
- 集中型実装装置パーツ・データ・ライブラリ、強力な最適化、ラインのバランス調整など、すべての実装装置タイプに単一のソリューションを使用してSMTプログラミングを簡素化
- 集中型Machine Shapes Managerの利用により、個別のパーツ・データ・ライブラリの管理にかかる時間を短縮
- テンプレート・ベースのドキュメンテーション・エディタによって、ショップフロア作業指示書の生成にかかる時間を短縮
ハイライト
SMTテクノロジ
SMT(表面実装技術)製造の準備やプログラミングのサポートを成功させるには、様々なデータタイプとSMTプラットフォームを単一の包括的なアプリケーション内で扱える規模と能力を備えたソフトウェア・ソリューションが欠かせません。すべてのSMTプログラミング出力に対応する機能とワールドクラスのPCB設計向けDFMを組み合わせる必要がある場合には、その個別ニーズに合わせたソリューションを提供します。
製造リスク評価(MRA)
製造リスク評価(MRA)ダッシュボードを利用すると、リスク評価エリアに従ってグループ分けされ、重大度でソートされた解析結果を単一のウィンドウでレビューできます。ユーザは、困難な問題が生じている解析カテゴリとボード上での物理的な位置を一目で確かめられます。MRAは、パッケージ、部品番号、パッドスタック、機能、参照指示子による強力なフィルタリング機能も備えています。また、結果はヒストグラムとしても表示でき、ボード製造の障害となりそうな問題にユーザの注意を引き付けやすくします。
ERFマネージャ
デザインセンター内のカスタマイズ・モデルであるERFマネージャは、システムモデルから共通の範囲値を継承しつつ、システムモデルとは異なる値を指定できます。このため、特定のデザインセンター向けにパラメータ、変数、範囲値を変更するたびに、モデル全体をコピーする必要はありません。また、システムの更新時に複数のモデルを更新する必要性も最小限に抑えられます。ユーザは、ERFのすべての値(継承された値やスタマイズされた値)を表示することも、カスタマイズされた値のみを表示することもできます。
コンポーネント・クラシフィケーション
従来の実装解析、特に部品やピン~パッド間の解析は、部品タイプ(SOIC、SOT、QFPなど)の共通セットを指定して実行されていました。メンター・グラフィックスの新しい実装解析は、部品のパッケージ・タイプ(SO、FP、GAなど)とリード形状(GW、J-Lead、C-Bendなど)をベースに実行されます。この種の一般化は、スペース要件に応じて多くの部品を小さなパッケージ・タイプ・グループにまとめたり、複数のパッケージ・タイプで使用されているリード形状をはんだの品質関連の解析に用いることができるため、効果的です。実装解析をさらに容易にするためにコンポーネント・クラシフィケーションと呼ばれる新機能が開発されています。この機能を利用すると、Valor Parts Library(VPL)部品パッケージを事前決定済みのパッケージ・タイプとリード形状のリストへ自動的に割り当てられます。レビューや検証が済むと、その結果がデータベース・ファイルに保存され、後続の設計に自動的に適用されます。ユーザは、パッケージ・タイプを標準的なEDAパッケージに割り当てることもできます。自動コンポーネント・クラシフィケーション内で使用されるパッケージ・タイプとリード形状を認識する際のルールは、コンポーネント・クラシフィケーション・ルールエディタ内で管理し作成されます。
ダイナミック・チェックリスト
デザインセンターと数式の選択に基づいてERFモデルが導き出されると、チェックリストが動的に更新され、ライブラリから特定の設計にコピーされます。このプロセスではほとんどの場合、適切なデザインセンターの選択によって製造要件のルール変更が可能なので、チェックリストを指定しておく必要がありません。システムとデザインセンターに共通のモデル名が自動更新されてデザインセンターのコンテンツに反映される一方、チェックリストが設計にコピーされ、解析時にその値が適用されます。また、チェックリストをデザインセンター専用に作成して、チェックリスト解析要件をさらに制限することもできます。
デザインセンター
複数の設計テクノロジ、製品、場所で独自の構成要件のニーズを満たせるように、デザインセンターの概念が導入されました。エンジニアリング・ツールキットとERFマネージャ内でデザインセンターを指定すると、システム構成情報を保存しておいて、後から自動的に呼び戻すことができます。インポート・パラメータ、ERFモデル情報、チェックリスト、設計準備プロセスなどの構成情報を呼び出せるので、同じソースから収集されたすべての設計情報の一貫した管理が実現します。
設計プロセス・ウィザード
設計プロセス・ウィザード(DPW)は、設計データのインポートから解析結果の表示に至るまで、全期間を網羅したプロセス管理を導入し、ベスト・プラクティスを実現します。このウィザードでは、業界でテスト済みの標準的プラクティスに従って、すべてのアクションを実行します。続行方法についてユーザに確認する場合や、注意すべき状況をユーザに通知する場合のみ、一時停止します。
設計準備
Design Preparationウィンドウを利用すると、自動属性割り当てによってデータの作成と拡張を実行し、DFx解析向けに設計を準備できます。ルールの作成、修正、削除は、Graphic StationのDesign Preparation – ルールセット・エディタで実行されます。
適切なソリューションの選択
TrilogyとvPlan
現在Trilogyを使っており、PCB設計やベアボードの製造向けにクラス最高のDFM解析を必要としているのであれば、引き続きTrilogyを使用することを推奨します。DFx、実装装置ライブラリの自動生成が組み込まれた実装装置プログラミング、Virtual Sticky Tape、テストや検査向けの包括的なエンジニアリングなど、迅速なNPIに対する最先端のサポートを必要としているのであれば、vPlanが適しています。vPlanは、ショップフロアの準備、実行、管理を網羅したフラッグシップ・ソリューション・スイートであるValor MSSの一部としてもフルサポートされています。Trilogyは、Valor MSSの一部としてはサポートされていません。現在、TrilogyからvPlanへの特別アップグレードが提供されています。詳細については、お問い合わせください。

