メンター・グラフィックスのCapitalがシーメンスPLMの
Teamcenterと統合し、ピラタスの競争力を強化
2011年10月31日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、単発ターボプロップ航空機の世界的メーカーであるピラタス・エアクラフト・リミテッド(本社: スイス、以下ピラタス)において、Capital®製品スイートの導入が完了したことを発表しました。Capitalは、自動車、航空宇宙、軍事防衛分野向けの強力な電装システムとワイヤ・ハーネス設計フローです。
メンター・グラフィックスのCapitalとシーメンスPLMソフトウェア(以下シーメンスPLM)のTeamcenter相互間のデータを全社規模で統合するテクノロジが、このソリューションの鍵を握っており、ピラタス・エアクラフトがCapitalソリューションを採用した大きな要因でした。設計データの完全性は航空宇宙産業の生命線です。ECAD(Electrical Computer Aided Design)ドメインのCapitalで作成されたデータを他のドメインと密接に連携させることで、設計の効率化とコスト削減をもたらす業務自動化が可能となるだけでなく、これがピラタス・エアクラフトのエンジニアリング・プロセス・フローの中核となっています。
今回の導入は、メンター・グラフィックスのコンサルティング担当者がピラタスとシーメンスPLMの担当者と連携することにより実現しました。ピラタスのエンジニアリング生産性を落とすことなく既存のECADワークフローを入れ替え、Capitalを現行のシーメンスPLMのTeamcenter環境に機能的に統合、相互の作業プロセスを最適化することにより、以前は手動で操作していたシーケンスが自動化され、新しい性能が導入されました。ピラタスが従来手がけていたECAD設計が、Capitalのデータ主導の形式に移行されたことにより、既存の設計作業を新型航空機の設計などにも再利用でき、既存航空機の文書化や保守も新しいIT環境で進めることができるようになりました。
「市場の先を行く製品を作り続けるためには、航空電子機器と航空機のほかの側面(機械システムや航空機材など)との間に物理的かつ製品設計手法上の密接な関連性がなければなりません。メンター・グラフィックスのコンサルタントが定義したCapitalソリューションのおかげで、シュタンス(スイス)の設計チームが統合的な電気システム・アーキテクチャを介して製品の検討や開発ができるようになります。このソリューションにより、ピラタス製品を購入しサービスを提供する顧客は、軽量化やライフサイクル費用削減などの明確なメリットを得ることができます。」ピラタス・エアクラフト、Research & Development、Vice President、Bruno Cervia氏は、上記のように述べています。
「ピラタスのCapitalの導入は、メンター・グラフィックスのリソースが顧客のために有効活用された良例です。メンター・グラフィックスは、顧客のワークフローの生産性に及ぼす影響を最小限に抑えつつ、最先端テクノロジにシームレスに移行させることを目指しています。ピラタスに対する最先端システムの導入は成功裏に終わり、システムは技術的に全社規模のデータフローに最適化および統合化されました。これによって、ピラタスのエンジニアは、ビジネス・プロセスを進化させながら技術的に高度な問題を素早く解決できます。」メンター・グラフィックス、Consulting Division、Vice President、Paul Hofstadlerは、上記のように述べています。
ピラタス・エアクラフトについて
1939年に設立されたピラタス・エアクラフトは、単発ターボプロップ機の製造と販売における世界的リーダーであり、自家用機や軍用訓練機を世界中で開発/構築/販売する唯一のスイス企業です。スイス、シュタンスの本社では、多彩な航空機アップグレートを整備/実施する認可を得ています。本社のほかにアルテンハイン(スイス)、ブルームフィールド(米国コロラド州)、アデレード(オーストラリア)に所在する3つの子会社がサービスを提供しています。ピラタス・エアクラフトは、本社に1200人超の従業員を擁し、中央スイス地方の最大規模を誇る企業の1社として、10拠点で100人の実習生の採用を積極的に進めています。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品およびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフトウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
ハーネス・システムについて
本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
マーケティング部
エリソン 有理
E-mail: yuri_ellison@mentor.com
ニュース/プレスリリース
- L-3 Link、メンター・グラフィックスのCapitalによりECOを9割削減 (2013年05月22日)
- CNH、電装設計機能の改良に向けてメンター・グラフィックスのCapitalとVeSysを導入 (2013年05月17日)
- メンター・グラフィックス、ワイヤ・ハーネス・サプライヤの競争力維持と向上を支援するCapital Harness TVMを発表 (2013年05月09日)
- ダイムラー、メンター・グラフィックスの電装設計ソフトウェアCapitalにより主力トラックの開発を合理化 (2013年03月22日)
- テスラモーターズがメンター・グラフィックスのCapital電気設計ソフトウェアを採用、生産能力を向上 (2013年02月26日)
- メンター・グラフィックスのCapitalツールスイート、IBM Rationalプログラムに認定 (2012年06月15日)
- PKC Group、ワイヤ・ハーネス設計とエンジニアリングにメンター・グラフィックスの最新テクノロジを導入 (2011年12月21日)
- メンター・グラフィックス、ワイヤ・ハーネス製造コスト削減を実現するCapitalに新製品の追加を発表 (2011年11月15日)
- メンター・グラフィックスのCapitalがシーメンスPLMのTeamcenterと統合し、ピラタスの競争力を強化 (2011年10月31日)
- 三菱ふそうの最先端新型トラックの設計にメンター・グラフィックスのCapitalテクノロジを採用 (2011年07月13日)