EclipseベースのNucleus EDGE組込み開発環境が、PowerPCアーキテクチャをサポート

2005年08月05日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社: 東京都品川区、コーポレート・ヴァイス・プレジデント: パトリック・ウイリアムス)のアクセラレイテッド・テクノロジー事業部(以下アクセラレイテッド・テクノロジー)は、Eclipseベースの Nucleus EDGEソフトウェア開発環境が、PowerPCアーキテクチャをサポートすることを発表します。本リリースは、より簡単に、効率よく、組込みアプリケー ションの構築、コンパイル、デバッグおよび製品化を実現する最新の先進組込みツール・スイートを、PowerPCプロセッサを使用する開発者に提供しま す。

Nucleus EDGEの先進プロジェクト管理機能は、ビルドプロセスの自動化を実現するエディタとビルダを備えています。コンパイラやビルドオプションを特定すること で、ひとつあるいは複数のビルド環境を設定することができ、複数プロジェクトの管理や組込みシステムの迅速でスムーズな更新が可能です。

Nucleus EDGEへとプラグインするNucleus Debuggerは、優れたオープン性を持つEclipseプラットフォームのデバッグ・パラダイムに則していることから、数多くのデバッグ環境を提供し ます。例えば、ホストベースのデバッグ機能を使用することで、ハードウェアが未選定の場合や採用したハードウェアの利用が可能となる以前に、ホストマシン 上でアプリケーションを実行することができ、開発サイクルの早期からコーディングの開始が可能となります。その後、ISS(インストラクション・セット・ シミュレーション)やJTAGを介するOCD(オンチップ・デバッグ)機能を使用することで、ユーザは最適化された組込みコードを同じ環境から実行するこ とができます。

Nucleus Debuggerは、基本的な実行およびメモリ制御に加え、ランモード・デバッグやRTOS使用時のカーネル・アウェアネスなどの先進デバッグ機能を備え るほか、精密なコード解析向けに、リアルタイム・トレース、プロファイル、パフォーマンス解析およびコード・カバレージも提供します。さらに、規模の大小 や複雑性を問うことなく、包括的な組込みシステムの完全なデバッグを可能とする、マルチコア・デバッグ機能を提供します。

Nucleus EDGEは、Eclipseオープンプラットフォームを使用することで、より直感的なGUIに基づいた開発プロセスの手引きとなるチュートリアルやデモン ストレーションを提供するほか、即応性の高いUIが、バックグラウンド・タスクを動作させている状態でも、ユーザとGUIとの動作連係を実現します。一般 的に、技術者はアプリケーションの部分ごとに作業を受け持つことが多いことから、この機能は、複数コアを持つ大規模アプリケーションのデバッグの際に非常 に有益です。
Nucleus EDGE環境は、Freescale、Xilinx、IBMおよびAMCCによって提供されるPowerPCアーキテクチャをサポートします。コンパイラ に搭載されたDVS(ダイナミック・バリアント・サポート)が新しいPowerPCファミリのバリアントを容易に追加することを可能にするほか、XML技 術の使用により、Eメールを介してアップグレードをダウンロードすることができます。

「私 たちは、組込み開発におけるEclipseフレームワークの採用が増加していることを大変嬉しく思っています。Nucleus EDGEに例を挙げられるEclipseベースのツールによる、PowerPCプロセッサなどの人気の高いプロセッサ・アーキテクチャのサポートは、 Eclipseの普及拡大につながる重要な要素であると考えています。」(Eclipse Foundation、エグゼクティブ・ディレクター: Mike Milinkovich)
「この新しい環境は、アクセラレイテッド・テクノロジーが提供するPowerPCアーキテクチャ向けのコンパイラ、デバッガ、UMLおよびRTOS技術 を、Eclipse標準プラットフォームにおいて使用することを可能にします。Nucleus EDGE開発環境では、緊密なツール統合が実現されており、その使用には短い学習期間しか必要としません。Nucleus EDGEは、リリースサイクルやアプリケーションの品質および安定性のトータルな制御を、PowerPCプロセッサ開発者に提供します。」(アクセラレイ テッド・テクノロジー、マーケティング・ディレクター: Robert Day)

Nucleus EDGEが提供する統合開発環境は、ワイヤレス・インフラストラクチャ、次世代DSLAM、ネットワークストレージ、エンタープライズ・ルーティング/ス イッチング、プリンティング/イメージング、テレコムスイッチングおよびCPEなど、PowerPCプロセッサを使用したアプリケーションの構築をサポー トします。

アクセラレイテッド・テクノロジー事業部について
EDAのテクノロジー・リーダであるメンター・グラフィックスは、EDAベンダーとして唯一組込みシステム開発ソリューションにフォーカスを置き、ハード ウェアとソフトウェアの両側面を包括するソリューションを提供しています。メンター・グラフィックスのアクセラレイテッド・テクノロジー事業部は、本部を 米国アラバマ州モービル市に構え、世界各地に営業所と代理店を持ちます。組込みシステム開発者に最高品質のサービスを提供することを使命とし、分かりやす いコメントの入ったソースコードと、業界をリードするロイヤリティ不要ビジネスモデルに基づくRTOSやミドルウェアを始めとし、xtUMLベースのモデ リングツール、プロトタイピングツール、その他開発ツールなど提供することにより、time-to-marketを短縮し、エンジニアに完全なソリュー ションを提供します。

 

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メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
マーケティング部
エリソン 有理
E-mail: yuri_ellison@mentor.com