メンター・グラフィックスがNucleus IPsecをリリース

2006年05月11日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社:本社東京都品川区、コー ポレート・ヴァイス・プレジデント:パトリック・ウィリアムス、以下メンター)は本日、インターネット上でのIPレベルにおけるデータ認証・暗号化を可能 にする、Nucleus Internet Protocol Security(IPsec)を発表します。本リリースにより、ルータやVPNゲートウェイなどネットワーク装置のディフェンス・アプリケーションを構 築する組込み開発者が、ユーザのセキュリティを保護するためにNucleus IPsecを実装することができます。

Nucleus IPsecは、同社のTCP/IPスタックであるNucleus NET TCPのIPv4層およびIPv6層とシームレスに連携するのでOSIモデルの他のレイヤー(データリンク層、トランスポート層およびアプリケーション 層)を修正せずに実装できます。セキュアなIPトラフィックを確立するために、既存アプリケーションを変更する手間が省かれ、開発者の貴重な時間を節約す ることができます。 その他のコンポーネントとしてNucleus Cipher AES(次世代暗号標準)が用意されており、オプションとして使用することができます。

「ネットワークコネ クティビティを備える組込みアプリケーションの増加とともに、インターネットセキュリティに対するニーズは増加の一途をたどっています。今回 Nucleusネットワーク製品シリーズに追加されたNucleus IPsecは、組込み開発者が求めるネットワークセキュリティを提供します。Nucleus IPsecは、既存あるいは新規デザインにおけるアプリケーションにシームレスに実装することができます。」と、メンターの組込みシステム事業部、プロダ クト・マーケティング・マネジャーのグレン・ジョンソンは語っています。

Nucleus IPsecは、データ送信元認証、データの完全性確保、データの機密性確保、リプレイ防御、そしてトラフィックフロー上の機密性確保などのセキュリティ サービスを提供します。また、管理APIを介してセキュリティアソシエーションおよびセキュリティポリシー・データベースを制御することができ、トラ フィックフローの保護やIPsecトンネルの作成および削除が可能となります。

Nucleus IPsecが備えるMIB(管理情報データベース)を使用することで、IPsecモジュールのリモート設定やリモートモニタリングが可能となります。様々 な組込みデザインの異なるニーズに応えるため、Nucleus IPsecは広汎な認証および暗号アルゴリズムを備えています。さらに、マニュアルキーイングの必要性を排除し、動的かつオンザフライな2つのIPノード 間の接続を確立する、IKE(インターネット・キー交換)プロトコルもサポートしています。

 

IETF 標準に完全に準拠するNucleus IPsecは、他の実装との相互運用性を保障します。ハイレベルな準拠性と相互運用性の実現に向け、Nucleus IPsecはIPsec/IKEに向けた約500ケースにも及ぶテストを含むIXIA社のANVLのほか、FreeBSD、Windows XP、Windows 2003サーバおよびFeudora Linuxに対してもテスト済みです。


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