メンター・グラフィックス、Power Architectureテクノロジを
ベースとしたフリースケールのプロセッサ向け商用Linuxプラットフォームを発表、新しいQorIQ P3およびP5プラットフォームに対応
2010年07月15日
<<英文報道資料抄訳>>
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、フリースケール・セミコンダクタ・インク(以下フリースケール)をサポートする商用のMentor Embedded™ Linux®プラットフォームを発表しました。これは、フリースケールとメンター・グラフィックスの間で最近締結された組込みLinuxテクノロジにおける戦略的提携関係に基づくものです。両社のテクノロジ上に構築されたこのプラットフォームは、包括的なオープンソースLinuxソフトウェアとツール、ならびに保守とサポートを提供します。これにより統一されたワークフローが提供され、ユーザはフリースケールのQorIQならびにPowerQUICCプロセッサに対する革新的かつカスタマイズされたアプリケーションをより高い生産性と低いリスクで開発することが可能になります。
Mentor Embedded Linuxプラットフォームは、現在QorIQ P4080およびP2020マルチコアプロセッサ、ならびにPowerQUICC 8572、8377通信プロセッサをサポートしており、今後はフリースケールが新たに発表した低消費電力QorIQ P3041プロセッサおよびQorIQ P5020デュアルコア、P5010シングルコア・プロセッサを含む新しい高性能64-ビットe5500プラットフォームをサポートする予定です。Mentor Embedded Linuxは、フリースケールの32-ビットならびに64-ビット・プロセッサと互換性を持ちます。
Mentor Embedded Linuxは、ベンダに依存せず完全に統合されたソリューションです。リファレンス・ハードウェア上のプロトタイプから、カスタム設計されたハードウェア上で実行されている商用Linuxおよび先端開発ツールへと、プロジェクト・チームがシームレスに移行できるように支援します。Mentor Embedded Linuxは、フリースケール・ユーザがより信頼性の高いアプリケーションをより短期間に開発することにも役立ちます。
「メンター・グラフィックスは当社の戦略的Linuxパートナーであり、傑出した組込み技術とオープンソースに対する専門技術を有しています。フリースケールのQorIQマルチコアおよびPowerQUICC通信プロセッサ・ファミリに対応したMentor Embedded Linuxプラットフォームは、両社共通の顧客に対して、製品評価からプロトタイピング、最終的に量産へと導くシームレスなソリューションを提供し、今日の先端的かつ革新的な製品開発を推進します。」フリースケール、Networking Processor Division、Vice President and General Manager、Brett Butler氏は上記のように語っています。
「Mentor Embedded Linuxは、メンター・グラフィックスにとって主要なマイルストーンであると言えます。メンター・グラフィックスとフリースケールとの戦略的なコラボレーションにより、両社の顧客に大きな価値をもたらし、統一された設計手法を構築することができました。この統一されたワークフロー手法は、顧客が厳しいTime-to-Market条件下でより良い製品を開発するのに役立つでしょう。」メンター・グラフィックス、Embedded Software Division、General Manager、Glenn Perryは上記のようにコメントしています。
量産までの期間短縮を実現する鍵となる技術
Mentor Embedded Linuxの主要な構成要素に、Mentor Embedded System BuilderおよびMentor Embedded EDGE™テクノロジが含まれます。System Builderは強力かつ柔軟なビルドエンジンで、システム開発者はインストール後、即座に簡単に使うことができ、あらゆるタイプのプラットフォームに対してもカスタマイズ可能です。EDGEテクノロジはEclipseプラットフォーム上に構築されており、使いやすいユーザ・インタフェースをベースにメンター・グラフィックスの作成したプラグインで強化が行われています。メンター・グラフィックスのデバッグ・エンジンならびにターゲット・エージェントと組み合わせることにより、強力なマルチコア、マルチOSデバッグ体験を、ベアメタル、カーネル、デバイスドライバおよびアプリケーションに対して単一の接続で実現するプラットフォームが構築できます。
また、Mentor Embedded Linuxは、テストおよび実証済みの商用品質のツールチェーン、あらかじめコンパイル済みの「ランタイム」ライブラリ、保守、サポートも提供します。System BuilderテクノロジはApplication Developer Kit(ADK)を生成し、アプリケーション開発者はこれをEDGE IDEと統合された状態またはコマンドラインから直接使用できます。
メンター・グラフィックスとフリースケールの提携の主な特長は、共通のワークフロー、ツールチェーンおよびカーネル・バージョンが組込みLinux開発者に提供されることです。シリコン評価は通常半導体メーカーが供給するLinuxディストリビューションで行われ、一般にこのLinuxディストリビューションに対するサポートはありません。開発プロジェクトに勢いがついた時点で、特定のビルド・メソドロジに慣れた開発者をそのディストリビューションから引き離すことは困難になります。対照的に、Mentor Embedded Linuxは共通のビルド・メソドロジを提供することにより、開発チームは商用サポートを有するフルに機能を備えたディストリビューションへ移行する際、プロジェクト全体に与える影響を最小限に抑えることができます。Mentor Embedded Linuxが提供するこの競争上の強力なアドバンテージにより、顧客は製品をより短期間に市場投入することができます。
保守とサポートにより顧客の開発ニーズに対応
保守とサポートは顧客にとって非常に重要であり、Mentor Embedded Linuxには、開発ツールおよびオープンソース・テクノロジに対する包括的なサポートが含まれています。これには、最新の、安定した、互換性のあるオープンソース・テクノロジ、ならびに新しいコア、コンポーネント・バージョンおよび障害対応のための年2回の更新が含まれます。また、標準的なサポート質問やリファレンス構成以外の個別の製品プラットフォーム・ニーズへの対応を支援するため、コンサルティング・サービスも用意されています。 詳しい情報については、www.mentor.com/go/linuxをご参照ください。
メンター・グラフィックスのEmbedded Software Divisionは、組込み開発者およびシリコン・パートナーが製品の設計とコスト効率を最適化するのに役立つ、組込みソフトウェアIP、ツール、ならびにコンサルティング・サービスを含むMentor Embedded製品ファミリをカバーしています。メンター・グラフィックスの組込み製品およびサービスについての詳細は、http://www.mentorg.co.jp/embedded/をご覧ください。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpを ご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
組込みソフトウェアについて
本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
コーポレート・マーケティング部
E-mail: mktg_mgj@mentor.com
ニュース/プレスリリース
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