Nucleus Multimedia

Nucleus Multimediaは、マルチメディア標準規格OpenMAX ILを活用して、移植性、相互運用性、再利用性を強化します。

マルチメディア機能の搭載は、ますます多くの消費家電製品に拡大しており、この技術分野は急速に進化しています。マルチメディア機能を持った製品を開発するメーカーは、最新のオーディオ・ビデオ・フォーマットのサポート、消費電力の最小化、早期市場投入など様々な圧力に直面しています。

マルチメディア製品を開発するソフトウェア・エンジニアにとっても、様々な課題があります。現在ではますます多くのプロセッサが、パフォーマンスの問題に対処するため、高度なマルチメディア高速化機能を提供しています。しかし、それ自体がパフォーマンスの課題を解決する訳ではありません。ハードウェアの処理能力をフルに発揮させることは、ソフトウェア・エンジニアにとって難しく、また時間のかかる問題です。さらに、すべてのシリコン・プラットフォームおよびオペレーティング・システムがそれぞれ独自のAPIを提供しているため、それらの実装も異なります。このアプローチはコードの移植性、相互運用性、再利用性の範囲を制限することになるため、これらの問題がコストに及ぼす影響は深刻です。

すべてを統合するOpenMAX

OpenMAX™はKhronos Groupが提供するオープンなクロス・プラットフォームAPIで、複数のオペレーティング・システムならびにシリコン・プラットフォーム上でのマルチメディア・ソフトウェア開発を加速させます。OpenMAXはコンポーネント・ベースの開発モデルを提供しているため、プラットフォーム間の移植性が高く、異なるソースからのライブラリおよびコーデックの相互運用性も保証されています。

Nucleus Multimediaフレームワークが最良の選択肢である理由

Nucleus Multimediaは、OpenMAX IL標準をNucleus RTOSに実装したものです。共通のオーディオ/ビデオ・プレイバック構成を可能にする、標準コンポーネントの完成されたライブラリが付属しており、これらのコンポーネントは任意のサードパーティ製OpenMAXコンポーネント、例えばコーデックやオーディオ/ビデオ・ドライバなどとすぐに組み合わせて使うことができます。

S異なるベンダからのソフトウェア・コンポーネント

特長と利点

OpenMAX ILクロス・プラットフォームAPIサポート

  • Nucleus Multimediaは、マルチメディア・ソフトウェア開発を効率よく支援することにより、複数OSやシリコン・プラットフォームにおけるコンポーネントの再利用性を促進
  • 即座に開発に着手: コーデックやオーディオ/ビデオ/ドライバなど、サードパーティ製のOpenMAXコンポーネントと組み合わせて使用できる完全な機能性を持ったコンポーネント・ライブラリを提供
  • バッファ・シェアリング: メモリ・コピーを削減し、利用可能なメモリをより効率的に活用
  • オーディオおよびビデオ・デコーディングと同期: 新規アプリケーションの迅速なプロトタイピングのためにすぐに使用できるオーディオ/ビデオ・デコーディングとプレイバックの同期を取るためのタイミングサポートを提供
  • デバッガ・サポート: スムーズなトレーシングとサードパーティ・コンポーネントの追跡問題解決を支援するための、EDGE Developer Suiteと動作する統合デバッグ・モデルを提供
  • OpenMAX ILの“Base profile”および“Interop profile”準拠
  • 任意のOpenMAX準拠コードデックにプラグイン可能
  • "バッファ共有"や"インコンテキスト処理"等の高度なOpenMAX IL機能をサポート
  • 基本的なオーディオ/ビデオ再生サポートを提供するコンポーネント・ライブラリが付属
  • オーディオ/ビデオ同期化をサポートするクロック・コンポーネントを提供
  • EDGE SimTestシミュレーション環境で完全に動作
  • ビルトイン・デバッグ・モジュールによりサードパーティ製コンポーネントの問題を追跡可能
  • 構成変更、拡張可能な設計により、新しいコンポーネントやコンテンツ・パイプの追加が可能
 

Nucleus RTOS

Nucleus Multimediaは、Nucleus RTOSを構成するモジュラー・コンポーネントの1つです。その他のモジュラー・サービスについてはこちらから。

成功事例

BitRouter

成功事例 : デジタルTVとケーブル・ソフトウェア・ソリューション・プロバイダであるBitRouterは、デジタル送信アダプタの設計にメンター・グラフィックスの組込みソリューションを採用しました。 詳細