Nucleus Networking
Nucleus OSのコンポーネントであるNucleus Networkingは、最小のリソース使用で最大限のスループットを発揮する、組込みシステム専用に開発された幅広いネットワーク・プロトコル、ドライバ、ユーティリティを提供します。
IPベース・ネットワーキング
Nucleus RTOSが提供するIPベース・ネットワーキング向けのサポートには以下が含まれます。
- 即座に使用できる50種類以上の標準プロトコル
- IPv4およびIPv6を完全サポート
- 開発者になじみの深いBSDライクなソケット・インタフェース
- スループット最適化
- 徹底的な検証による各種産業ベンチマークや標準規格への適合
- モデム、Gigabit Ethernet、ワイヤレスなど、使用する転送メカニズムに合ったハードウェア・ドライバを提供
データのセキュリティ
携帯機器に保存したデータ、ネットワークを介して送信されたデータなど、データはその形態にかかわらず、Nucleus Networkingは、組込みデバイスとユーザのデータをデジタル犯罪から守ります。
- 最先端の暗号化技術
- 複数のデータハッシュ・アルゴリズム
- ピア認証
- 幅広い暗号化プロトコル
- ハードウェア・オフロード
Bus Support
Nucleus RTOSは、様々なバス・ベースのシステムを幅広く提供しています。シングル・プラットフォーム上でペリフェラルを制御する、または個別デバイス上のコントローラとの調整を行う、どちらの使い方にも対応します。
- CAN (Controller Area Network )
- 複数コントローラ間の通信をサポートします。また、CANOpenモジュールのベースとなります。
- CANOpen
- 最上位のCANに対応するため、Nucleus Bus Supportは、内部マシン・ネットワークおよび組込みシステムの通信を実現するCANOpen準拠サポートを提供します。
- PCI/PCI-X
- 拡張カードやコンパニオン・チップなどで利用されるPCIは、ペリフェラルとの通信、または制御を高い性能で実現します。
- Serial Peripheral Interface (SPI)
- SPIは軽量、低速なバスで、組込みデバイス向けに最適化されています。SPIはマスターとして多数のペリフェラル接続に使用することもできますが、基本的には、単一ペリフェラルと単一マスターの接続に最適化されています。
- Inter-Integrated Circuit (I_C)
- SPIよりも低コストなソリューションであるI_Cは、SPIと比べさらに低速ですが、デバイス内でのペリフェラル通信において幅広い用途があります。
特長と利点
インターネット接続性を簡単にデバイスに追加
50を超えるIPベース・プロトコル、幅広い種類のインタフェース、扱いやすいBSDライクなAPIなどにより、Nucleus RTOSは、組込みデバイスへインターネット接続機能を簡単に追加します。
高速スループットを実現する様々なシステム最適化手法
ゼロコピー・バッファからジャンボ・パケットまで、可能な限り最高のスループットを達成する様々なシステム最適化手法が利用可能です。
徹底的な検証により最終製品の品質を保証
Nucleus Networkingのネットワーク・プロトコル製品は、ANVLおよびTAHIテスト・スイートを含む社内、社外の各種テストにより実証されています。
オブジェクト指向プロジェクトのためのC++インタフェース
オブジェクト指向のプロジェクトで使用するネットワーク・スタック向けに、C++インタフェースを用意しています。このインタフェースは、ソケットベースのTCP/UDP/IP通信をサポートするクラスを提供します。
ビルトイン・ハードウェア・アブストラクションが、システム間の移植を簡易化
バス・プロトコルをあるシステムから別のシステムへ簡単に移植できるように、ハードウェア固有情報は、シンプルで変更しやすいモジュールとして抽象化されています。システム内すべてのペリフェラル・ドライバが参照できる単一APIが提供されます。
秘密鍵暗号化によりプロセッサ負荷を軽減
対称鍵暗号化とよばれる技術で、同じ鍵を暗号化と復号化に使用します。プロセッサ負荷をあまりかけずに高い性能を達成したい場合に特に便利です。
公開鍵暗号化による高い柔軟性
公開鍵暗号化技術では、既知の公開鍵を使ってデータを暗号化し、別の秘密鍵を使ってそのデータを復号化します。この暗号化はプロセッサへの負荷が強く低速ですが、優れた柔軟性を発揮します。
あらゆる状況に対応するハッシュ・アルゴリズム
ハッシュ・アルゴリズムはデータの整合性を検証し、ストレージまたは転送中にデータが破損していないことを確認します。特定の状況に合った様々なハッシュ・アルゴリズムが利用可能です。
署名アルゴリズムによりシステムのセキュリティを強化
署名アルゴリズムは、公開鍵を提供する際に特定の鍵が正しい送信者からのものであることを証明します。
ハードウェア・オフロード・オプションの使用によりシステムの負荷を軽減
アプリケーション処理で既に負荷のかかっているシステムでは、暗号化アルゴリズムをソフトウェアで実施することは困難です。セキュリティ・コンポーネントにビルトインされているフックにより、セキュリティ機能を持つハードウェアを活用できます。
幅広い通信プロトコルのサポート
IPベース・ネットワーキングから、CAN、PCIおよびPCI-X、さらに軽量で低速なSPIやI_Cまで、Nucleusは様々なデバイス内外で使用できる通信プロトコルをサポートしています。
Nucleus RTOS
Nucleus Networkingは、Nucleus RTOSを構成するモジュラー・コンポーネントの1つです。その他のモジュラー・サービスについてはこちらから。
ツールボックス
- 技術文献 : The Promise of M2M: How Pervasive Connected Machines Are Fueling the Next Wireless Revolution
- 技術文献 : Nucleus IPv6 - the solution for the next generation internet
- 技術文献 : Nucleus RTP/RTSP Streaming Rich Multimedia Content Across IP Networks
- 技術文献 : Nucleus NET
- 製品デモ : Embedded Systems Product Demos [英語]
- ソフトウェア評価 : Nucleus Core Servicesソフトウェア評価版
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