メンター・グラフィックス、Vistaアーキテクチャ・レベル 消費電力設計ソリューションにより低消費電力戦略を さらに強化

2009年07月28日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、低消費電力設計課題の解決を強力に支援する新機能を搭載した包括的なアーキテクチャ設計およびプロト タイピングのためのプラットフォームであるVista™を発表し、低消費電力戦略をさらに強化しました。これは、今年5番目となるメンター・グラフィック スによる低消費電力設計を支援する製品リリースです。この新機能を搭載したVistaプラットフォームでは、トランザクションレベルの抽象度で消費電力を モデル化、解析、最適化できるようになりました。メンター・グラフィックスのCatapult® C Synthesis高位合成ツール、Questa®先端機能検証プラットフォーム、Olympus-SoC™配置配線プラットフォーム、 HyperLynx® PI消費電力解析ツールなどの消費電力設計に対応した製品群にVistaが加わることで、徹底した低消費電力設計、検証、実装ソリューションを提供しま す。

「低消費電力設計は、電子システムの設計において主要な差別化要因となっています。メンター・グラフィックスの低消費電 力戦略は、システム全体の消費電力最小化を、設計および検証フローのあらゆる段階で実施し、最も包括的な低消費電力技術を提供することにより、お客様がま さに意図した通りの設計を実現できるようにすることです。」メンター・グラフィックス、Chairman and CEO、Walden C. Rhinesはこのように述べています。

「Emulexのストレージ・ソリューションはそもそも複雑であり、システム・アー キテクチャを選択する以前にシステムの要件と性能を理解することが極めて重要です。メンター・グラフィックスのVistaを使用することで、設計プロセス の早い段階でシステム・アーキテクチャをモデル化し、システム性能の定量化を行った上でアーキテクチャの限界を調べることができました。これにより、ソ リューションの要件を満たす最適なシステム・アーキテクチャを迅速に決定することができました。この上位レベルでの解析なしには、実システムが完成する前 にシステム性能を予測することはできなかったでしょう。」Emulexの技術者であるTerry Doherty氏はこのように語っています。

メ ンター・グラフィックスの低消費電力ESL設計ツールであるVistaは、「レイヤ構成の」動作、タイミング、消費電力モデリング手法と、 OSCI(Open SystemC Initiative)が提唱するSystemC Transaction-level Modeling (TLM 2.0)標準をサポートしています。Vistaは、チップ設計者およびシステム・アーキテクトがハードウェア/ソフトウェアの分割やアーキテクチャ構造な どについて有効な決定を行うための先端設計プラットフォームです。高度なデバッグおよび解析ツールセットにより、ユーザは、システム全体の機能を検証し、 現実的なトラフィック負荷に基づいてシステムを解析、最適化した上で、最適なパフォーマンスと消費電力を達成するようにシステム・リソースの調整が可能で す。また、様々な電圧スケーリングおよびシャットダウン・テクニックを検討し、最も効率的な消費電力管理戦略を適用することができます。

上 述の結果、設計者はターゲット・アプリケーションに対して、適切な帯域幅を備えた対コスト効果の高いアーキテクチャを実現することができます。ハードウェ ア表現の抽象度が高くシミュレーションが高速なため、システムのモデルを仮想プラットフォームとして早期のソフトウェア開発、解析、検証に利用することが でき、アプリケーション・ソフトウェア実行中の消費電力プロファイルを確認することも可能です。

「今日のアプリケーションに おいて、消費電力は最も重要な制約の1つとなっています。消費電力の管理を設計の非常に早い段階で、インプリメンテーションに大きく先行して行うことによ り、低消費電力化と製品の差別化に取り組むお客様に対して高い価値を提供できると考えています。」メンター・グラフィックス、ESL/HDL Design Creation Division、General Manager and Director、Guy Mosheはこのように述べています。

Vistaプラットフォーム
Vistaの使用により、エンジニアは高度な消費電力予測ポリシーを用いて、インプリメンテーション設計の情報が入手可能となる以前に大幅に先駆けて、ト ランザクション・アーキテクチャ・レベルで消費電力のモデル化を行い、また、ターゲットとなるインプリメンテーションIPブロックのテクノロジ・プロセス の属性に基づくより正確な消費電力のアノテートを行うことができます。

メンター・グラフィックスのESL設計ツールについて
メンター・グラフィックスは、Vistaを用いたアーキテクチャ・レベルの設計およびプロトタイピングからCatapult C Synthesisによる高位合成まで、業界をリードするESL設計フローを提供しています。メンター・グラフィックスのESLフローにより、チップ設計 者およびシステム・アーキテクトはマルチコア・プラットフォームの性能と消費電力を最適化し、ハードウェアの仮想プラットフォームをプロセスの早い段階で ソフトウェア・チームに提供し、上位IP記述を効率的にRTLに合成することが可能です。メンター・グラフィックスのESLソリューションはスケーラブル な設計手法および業界標準に基づいており、RTL設計/検証フローと緊密に連携しています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

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