メンター・グラフィックスのCatapult C Synthesisを、 富士通九州ネットワークテクノロジーズが採用、 消費電力の大幅な削減を達成

2009年10月21日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社(本社: 福岡県福岡市、以下、富士通九州ネットワークテクノロジーズ)が、従来、LSIに搭載されたプロセッサでソフトウェアにより処理されていた複雑なアルゴリ ズムをハードウェアで実装するために、同社の設計環境にメンター・グラフィックスのCatapult® C Synthesisを導入したことを発表しました。また、富士通九州ネットワークテクノロジーズのCatapult C Synthesis利用技術の高度化は、同社の設計サービス事業の拡大に重要な役割を果たしています。

富士通九州ネットワー クテクノロジーズは、これまでプロセッサ上でソフトウェア処理されていたモバイル機器向け音声処理アルゴリズのLSI実装において、Catapult C Synthesisによる専用のハードウェア・アクセラレータを開発することで消費電力を劇的に削減することに成功しました。この音声処理アルゴリズムの シリコン実装では、83%の消費電力削減が達成されています。これは、消費電力、性能、面積の最適なトレードオフを見つけ出すCatapult C Synthesisの能力によるものであり、このケースでは音声性能要件を満たしつつ、従来のプロセッサ処理よりも低いクロック周波数で動作する設計を実 装することができました。

また、富士通九州ネットワークテクノロジーズは、画像認識システムや無線処理システムなど、多数の アプリケーションにむけて適用分野の拡大をすすめています。現在、富士通九州ネットワークテクノロジーズは従来専用DSPで処理されていた機能をカスタム ハード化することで高速化を図り、画像認識システムの大幅な性能向上を目指しています。オリジナルのCプログラムから高性能RTLを合成できる Catapult Cの能力は、富士通九州ネットワークテクノロジーズが差別化された製品を開発する上での鍵となります。

Catapult C Synthesisを実設計に適用することにより得られた高位合成に対する深い知識と経験に基づき、富士通九州ネットワークテクノロジーズは同社の設計サービス事業における顧客システムの付加価値の向上と開発効率の改善を提案していきます。

「富 士通九州ネットワークテクノロジーズでは、複雑なアルゴリズムを記述したANSI C++プログラムからRTL回路を実装することでLSIの消費電力の削減と性能の向上に成功しましたが、Catapult C Synthesisはその鍵となるツールでした。この開発で確認された成果と得られた経験により、お客様のシステム開発における高性能化や高付加価値化、 および開発コストと開発期間の大幅削減を実現することが可能になったと確信しています。」富士通九州ネットワークテクノロジーズ、第一開発統括部 第一技 術部、山下 公彰氏はこのように語っています。

「富士通九州ネットワークテクノロジーズによるCatapult C Synthesisの設計フローへの適用、そしてIC設計とESL手法、特にC合成に対する彼らの豊富な知識と経験に強く印象付けられました。多くの企業 が高位合成の導入を進める中、アルゴリズム/制御ブロックの両方を合成できる能力、消費電力/面積/性能のバランスのとれた優れた結果品質から、 Catapult C Synthesisを採用されるお客様は着実に増えています。」 メンター・グラフィックス、Design and Synthesis Division、Vice President and General Manager、Simon Blochはこのように述べています。

Catapult C Synthesisについて
Catapult C Synthesisは、コア・アルゴリズムとインタフェースがアンタイムドで純粋なANSI C++ソースから自動的にコントロール・ロジックRTLとアルゴリズムRTLのマルチブロック設計を生成する業界初のツールです。この生産性の向上によ り、設計者は様々なマイクロ・アーキテクチャ上のオプションならびにインタフェース・シナリオを詳細に検討する時間と自由度が得られ、完全に最適化された ハードウェア設計を短期間で完成させることができます。
製品の詳細情報、ホワイトペーパー、データシートについては、Catapult C Synthesisの製品情報ページをご覧ください。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

 

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