FPGA合成ソリューションPrecision RTL Plusを発表:生産性の大幅躍進を実現するベンダ非依存ソリューション

2007年09月25日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、新製品Precision RTL Plusを発表しました。この製品はFPGAの設計手法を大幅に改善し、劇的な生産性の向上をもたらします。ツールが提供する業界初の数々の機能によっ て、設計者の熟練度に関わらず、高速なタイミング収束、最終工程での設計変更による影響の最小化、FPGAアーキテクチャ・ブロックの効率的な利用などを 実現できるようになります。

Precision RTL Plusには、以下に挙げる3つの画期的な機能が含まれています。

  1. マルチベンダ対応Physically-Aware合成: 他の物理合成ツールと異なり、複数ベンダが提供する幅広いデバイスに対して設計性能を改善します。
  2. 業界初のインクリメンタル合成: 完全に自動化されており、最終段階での設計変更を効率的に処理することにより設計変更時間を短縮します。
  3. 設計性能を最適化する独自のリソース管理技術

機能毎でも組み合わせての利用も可能なこれらの機能が劇的な生産性の向上をもたらし、複雑化の一途をたどる最新FPGA設計に迅速に対応します。

「Altera は70件以上のデザインに対してPrecision RTL Plusのベンチマーク・テストを行い、通常の論理合成と比較して結果品質が著しく改善されたことを確認しました。」AlteraのVice President of Cooporate Marketing、Danny Biran氏はさらにこのように語っています。「この新しいツールが両社のお客様に大きなメリットをもたらしてくれることを確信しています。」

競合ツールを大きく上回る19種類のFPGAデバイス・ファミリに対応したマルチベンダ・サポートを持つ Precision RTL Plusは、より完成したPhysically-Aware合成を実現し、これを利用することで、設計者はより高速に、より少ないイタレーションでタイミ ング目標を達成できます。プッシュボタン式でタイミング・ドリブンなこの設計手法は、FPGAベンダの配置配線ツールに対して最適化されたネットリストを 提供します。配置配線前の物理合成最適化は高度な遅延予測に基づいており、配置の可能性、使用可能な配線リソース、各デバイス特有のデザインルールなどの 様々な要素を考慮して実行されます。社内および顧客先で実施したテスト結果では、5パーセントから40パーセントの範囲で改善し、平均では10パーセント の性能改善が見られました。

Precision RTL Plusは、結果品質を損なわずインクリメンタル合成を自動的に行うという業界初の機能を提供します。またPrecision製品シリーズがサポートする 幅広いFPGAデバイスに対して、事前のプランニングやセットアップを必要とせず、最大60%の処理時間の改善を達成しています。この新しい自動インクリ メンタル合成機能とXilinxのSmartGuideを組み合わせたフローは、デザイン変更を配置配線まで一括して反映する業界初の完全自動インクリメ ンタル設計フローです。

Precision RTL Plusはさらに、AlteraおよびXilinxの標準的なパーティション・ベースの合成アプローチもサポートしており、最大6倍の処理時間の短縮と設 計変更後の予測性を最大にすることが可能です。これにより、従来丸一日かかっていたイタレーションがわずかな時間で完了できることを示唆します。 Precision RTL Plusは、設計変更で影響を受けるパーティションだけを再コンパイルし合成を実施することで、パーティション・ベースの設計をさらに進化させます。

「メンター・グラフィックスのPrecision RTL Plusは、XilinxのVirtex-5やSpartan-3Aなどの主力FPGAファミリに対して素晴らしいサポートを提供してくれます。」 XilinxのSenior Director of Software Product Marketing、Steve Lass氏はさらにこのように述べています。「この新製品が提供するインクリメンタル・フロー、物理的最適化、各種リソース・コントロール機能は非常に画 期的であり、Xilinxのお客様の生産性を大幅に改善するに違いありません。」

業界初となるリソース管理機能では、エンジニアは専用FPGAブロックのマッピングを分析し、操作することによりデザ インの性能または面積目標に対する最適化のトレードオフを簡単に行うことができます。また、このツールは直感的なインタフェースを備えており、利用可能な アーキテクチャ・ブロックの確認と、最適な性能およびデバイス使用率のためのマッピング変更を簡単に行うことができるようになっています。

「IPextremeのハイエンドIPを使用しているお客様は、高性能で使いやすいFPGA合成ツールを同時に必要と しています。新しいPrecision RTL Plusはこの2つの条件を満足させる製品です。」IPextremeのDesign Center Director、Pierre-Xavier Thomas氏はさらにこのように述べています。「社内テストでは、いくつかのIPコアにおいて17パーセント以上のクロック速度改善が見られました。特 に、あるケースではXilinx Virtex-5デバイスをターゲットとしてPrecisionのPhysically-Awareオプションをオンにすることで、V2 ColdFire 32ビット・プロセッサの最高周波数95 MHzを達成することができました。」

「Precision RTL Plusは、FPGA合成の生産性に対するメンター・グラフィックスの技術的リーダーシップを実証する製品です。」メンター・グラフィックスの Design Creation and Synthesis Division、General ManagerのSimon Blochはこのように述べています。


Plecision RTL Plus製品概要動画デモンストレーション
  http://www.mentor.com/player/2007/precision_demo_jpn/
Plecision RTL Plusについて(英文)
  http://www.mentor.com/products/fpga_pld/synthesis/precision_rtl_plus/
FPGA/PLDについて
  http://www.mentorg.co.jp/products/fpga/


この件に関する問い合わせ先
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
コーポレート・マーケティング部
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