次世代機能検証環境Questaのリリース 検証の生産性と効率の 向上を目的としたツール、手法、パートナーの統合

2006年05月09日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社:本社東京都品川区、コー ポレート・ヴァイス・プレジデント:パトリック・ウィリアムス、以下メンター・グラフィックス)は本日、ツール、手法、業界パートナーを組み合わせ、今日 の設計者に新しいレベルの検証生産性と効率を提供する包括的な次世代検証ソリューションQuestaを発表しました。この発表には、新しいQuesta 6.2機能検証プラットフォームと、業界初のオープンソースかつ標準ベースの検証手法AVM(Advanced Verification Methodology)、ならびにより効果的な検証フローの構築を目的とした25社以上の企業から構成されるパートナー・プログラムであるQuesta Vanguard Program(QVP)も含まれます。

「ツールだけで問題を解決することはできません。」メンター・グラフィックスのGraphics Design Verification and Test Division、Vice President and General ManagerのRobert Humはこのように述べています。「それには標準規格、手法、ならびに新しい機能を設計者に迅速に普及させるための業界のインフラが必要です。 Questaはこれらの条件をすべて満たし、設計者の求めるこの新しいフローの迅速な立ち上げを推進することのできるユニークなソリューションです。 」

新しい検証テクニックには新しい手法が必要
今回発表したAdvanced Verification Methodology (AVM)は、業界初の新システムレベルからRTLまでの検証手法です。AVMはConstrained-Randomスティミュラス、ファンクショナル カバレッジ、アサーションといった先端検証テクニックを、SystemCとSystemVerilog両言語に対応したTLM(Transaction Level Modeling)ベースのフレームワークに統合したものです。
SystemVerilogとSystemCの新しい検証機能を活用するために新しく設計されたAVMは、オブジェクト指向のコーディング・スタイルによ りテストベンチ・コード量の削減と、コードの再利用を可能にするモジュール構成のアーキテクチャを特徴としています。


AVMには、基本操作理解のためのガイドであるAVM Cookbookと、業界初のベース・クラスライブラリ、ユーティリティならびにSystemCとSystemVerilog両方で書かれた実装例のソースコードが含まれています。 AVMコードとAVMドキュメンテーションは、Apache 2.0オープンソース・ライセンス下で提供されます。

「ARM製品とメンター製品のインターオペラビリティを保証するため、ARMは様々な項目でメンターと協力しています。」ARMのDirector of EDA Relations、 Tim Holden氏はこのように述べています。「その結果、両社のお客様は複数ツール、複数言語ソリューションと比較して優れたパフォーマンスおよびデバッグ 性をもたらすシングルカーネルSystemVerilog / SystemC検証ソリューション をフルに活用して頂けます。」

Questa 6.2 とAVMは最先端の検証機能を設計者に提供
Questa 6.2 プラットフォームは、シミュレーション、アサーション、カバレッジとテストベンチの自動化をサポートする混在言語対応の検証ソリューションです。Questa 6.2はAVMの主要な構成要素を全てサポートしています。これには、SystemVerilogおよびSystemCのオブジェクト指向制約付きランダム生成機能、OSCI TLM標準機能、SystemVerilogおよびPSLのファンクショナルカバレッジ機能が含まれます。標準言語でこれらの高度な機能をこれほど幅広くサポートしているソリューションは今日Questa以外にありません。

検証効率向上のための新しい、独自のカバレッジ機能
パフォーマンスの向上とデバッグのための新しい機能に加え、Questa 6.2には業界初の統一されたカバレッジ・データベース、UCDB(Unified Coverage Database)も含まれます。UCDBはカバレッジ・データの収集と管理の手間を解消し、Questa 6.2プラットフォームが生成したあらゆる検証カバレッジ・データ(0-InやSeamlessツール群などメンターの他の検証テクノロジを含む)を統合 します。統合されたカバレッジ解析により、無駄なシミュレーション・サイクルをなくし、設計内のカバーされていない部分を迅速に見つけ出し、カバレッジ結 果を元のテストプランに直接反映して検証ループをクローズすることにより検証効率を改善することができます。

業界パートナーの協力によるソリューションの完成
十分な業界インフラが整わない限り、新しいテクノロジや手法の成功はあり得ません。メンター・グラフィックスはQuesta Vanguard Program (QVP)を通じ、トレーニング、コンサルティング、および検証IPで業界をリードする企業との協力により新しい検証言語およびテクニックの普及を推進します(Questa Vanguard Programに関する5月9日付ニュースリリース参照)。各ベンダーはメンター・グラフィックスとの緊密な連携を通じて自社製品によるQuestaプラットフォームおよびAVMのサポートを保証します。


「今日の、また将来の大規模かつ複雑化する設計には革新的なソリューションが必要です。検証は依然として設計サイクル最大のボトルネックであり、このボト ルネックを解消するための新しい手法およびツールへの移行が必要となっています。」HDL Design HouseのCEO、Predrag Markovic 氏はこのように語っています。「Questは検証生産性を上げ、カバレッジ・ドリブン検証、アサーション・ベース検証、トランザクション・レベル・モデリ ングなどの新しい手法への移行を可能にする、完全な標準ベースのシングルカーネル検証環境を提供しています。QuestaはSystemVerilog標 準をサポートすることにより、将来の再利用性や設計のポータビリティを確保しています。」


スケーラブル・ベリフィケーション について
  http://www.mentorg.co.jp/products/fv/index.html


E-mail: mktg_mgj@mentor.com