検証を新たなレベルへと進化させるOVMの最新バージョンをリリース
業界で最も包括的な検証手法が階層型検証環境のための詳細なガイドラインを提供
2008年09月17日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)と、ケイデンス・デザイン・システムズ社(本 社:米国カリフォルニア州、以下ケイデンス)は、オープン・ソースの検証手法であるOpen Verification Methodology(OVM)の最新バージョンがリリースされたことを発表しました。OVM 2.0の新しいユーザー・ガイドは、プラグ&プレイ検証を実現するために、再利用可能でツール互換性のある検証IPと階層型環境の開発を手順ごと に解説するガイドラインを提供します。この新しいリリースでは、OVMに含まれる実証済みのシーケンシャル・スティミュラス・メカニズムをトランザクショ ン・レベル・モデリング(TLM)インターフェース対応に拡張し、スティミュラス・シーケンスのモジュール化と再利用性を強化しています。その他の改善点 には、OVMファクトリでのパラメータ化されたクラスの直接的なサポートならびに階層全体を通じたTLM接続に対するビルトイン・デバッグのサポートがあ ります。
OVMユーザー・ガイドは、検証のためのTLMについての詳しい解説や、再利用可能なOVM検証コンポーネント 開発のためのガイドライン、検証テストの構築方法ならびにOVMのより高度な機能についての詳細説明を含め、OVMのあらゆる側面を分かりやすく解説して います。また、これらの概念を完全に階層的な検証環境に適用する方法を説明した詳しい例題も掲載されており、テストによる環境の再構成手法や、希望の機能 をテストするためのスティミュラス・シーケンスの選択方法についても解説されています。
「OVMバージョン2.0のリ リースは検証チームにとって大きな出来事です。これまでのリリースをベースに、再利用可能な、ツール互換性を備えた検証環境を実現したいエンジニアのため の機能がさらに強化されており、OVMを使用する全体的メリットが強化されているからです。Verilabでは自社の検証IP開発にOVMを適用してお り、国外のクライアントの数社に対してもこの手法の利用をサポートしています。今回の機能強化はたいへん喜ばしいものです。」VerilabのCEO、 Tommy Kelly氏はこのように述べています。
OVM 2.0のリリースは、メンター・グラフィックスとケイデンスの強力な技術協力関係の継続により、今日入手可能な最も包括的かつベンダー非依存の検証手法を提供するものです。OVM 2.0で提供される機能強化は、OVM World(www.ovmworld.org)のフォーラムで寄せられたユーザーやOVM Advisory Groupからの提案の多くを取り入れたものであり、検証タスクを迅速かつ簡単に達成するための業界最高のソリューションを提供するという両社の継続した取り組みを実証するものです。
Open Verification Methodologyについて
IEEE Std.1800™-2005 SystemVerilog標準に基づいたOVMは、業界初のオープンで、ツール互換性のあるSystemVerilogベースの検証メソドロジです。 OVMは、モジュール化され、再利用可能な検証環境を構築するためのメソドロジとライブラリを提供します。
そ して、構築された検証環境において、標準のトランザクション・レベルのモデリング・インターフェースを通じて、コンポーネント間の通信が可能となります。 さらにOVMは、高度なテスト・シナリオや、ブロックからシステムへの再利用を可能にする共通メソドロジとクラス・ライブラリ、および開発フローにおいて 一般的に使用されているその他の言語との完全な統合により、社内間や社外間での再利用を容易にします。
OVM Advisory Groupについて
Open Verification Methodology Advisory Groupは、先端ユーザーならびにOVMエコシステム内のサプライヤにより構成される組織で、OVMの新機能開発を支援するために2008年2月に設立 されました。OVM Advisory Groupの設立メンバーには、ARM、Cisco Systems, Inc.、Denali Software, Inc.、Freescale Semiconductor, Inc.、IBM Corp.、Infineon Technologies、Nokia Corp.、STMicroelectronics NV、Xilinx, Inc.が含まれます。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
スケーラブル・ベリフィケーションについて
本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
コーポレート・マーケティング部
TEL: 03-5488-3035 FAX: 03-5488-3032
E-mail: mktg_mgj@mentor.com
日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
コーポレート・マーケティング部
TEL: 045-475-2311 FAX: 045-471-7772
E-mail: japan_pr@cadence.com
ニュース/プレスリリース
- アルテラ、次世代製品のTime-to-Market短縮に向けて、メンター・グラフィックスのVeloceハードウェア・エミュレータを採用 (2012年01月25日)
- メンター・グラフィックス、エミュレーションで即座に使用できるSoCの高速検証向けトランザクタを提供 (2011年12月20日)
- メンター・グラフィックス、ARM CortexとAMBAファミリ向けにシミュレーションとエミュレーションの両方に対応した初の検証ソリューションを提供 (2011年11月11日)
- メンター・グラフィックス、SuperSpeed USBの検証に向けたエミュレーション・ソリューションを発表 (2011年10月27日)
- ZTE、次世代SoCのTime-to-Market短縮に向けメンター・グラフィックスのVeloceを採用 (2011年10月27日)