メンター・グラフィックスのVeloce、 三菱電機のHDTVビデオ・デコーダIP開発に適用

2008年10月16日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、EDNの2007年度Hot 100 Productsにも選ばれた、ハードウェア支援検証プラットフォームであるVeloce®が、三菱電機株式会社(本社東京都千代田区、以下三菱電機)の 次世代HDTV用ビデオ・デコーダIPの検証に使用されたことを発表しました。三菱電機は、過去数年間にわたりハードウェア支援(エミュレーション)に よって検証サイクルを加速し、さらに実画像データを適用することで、効率的な検証を実現してきました。

「コンシューマ向けマ ルチメディア製品に対するTime-to-Marketの要求は非常に厳しいものです。SoCや大規模IPのサインオフには実画像データを使ったハード ウェア/ソフトウェア協調検証を欠かすことはできません。小さな筐体で大規模なデザインに対応できること、コンパイルが高速であること、そしてMHzクラ スのランタイムを達成していることなどから三菱電機はVeloceへの移行を決定しました。Veloce導入後、直ちにマルチスタンダードHDTVビデ オ・デコーダに適用しました。HDTVビデオ・デコーダのエミュレーションで60個以上のバグをテープアウト前に発見できたことにより、非常に高い品質を 確保することができたのです。」SOC技術部LSI基盤技術チームリーダーの峯岸孝行氏はこのように語っています。

ほとんど のマルチメディアSoC設計では、数十億の検証サイクルが必要とされます。このような大規模な検証ではソフトウェア・シミュレーションの使用は現実的でな く、また、実際のビデオ画像データを使ったハードウェア/ソフトウェア協調シミュレーションが必要なため、このタイプの設計プロジェクトはエミュレーショ ンを中心とした検証戦略が適しています。Veloceをベースとしたエミュレーション主体の検証フローにより、ハードウェア開発期間を短縮することが可能 となります。ハードウェア検証チームは1ケース当たりの検証時間を短縮することで、より多くの検証を行えるようになり、テープアウトの遅れやリスピンを防 ぐことができます。

「三菱電機は非常に複雑なマルチメディアSoCの開発を行っており、常に技術の限界を追求しています。彼 らの検証手法の一部としてVeloceが採用されたことは、複雑なチップの機能検証に対してこの製品が大きな価値を持つことを証明しています。三菱電機を 含め、最先端の設計のためにVeloceを機能検証フローに組み込んでいるお客様は増え続けています。」メンター・グラフィックスのEmulation Division、General Manager and Vice PresidentのEric Selosseはこのように語っています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

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