OVM Worldが、VIPの互換性に向けてAccelleraの業界ソリューションで協業
ケイデンスとメンター・グラフィックスから寄贈されたテクノロジが「ベスト・プラクティス」となる検証ガイドの中核に
2009年07月23日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)と、ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社: 米国カリフォルニア州、以下ケイデンス)は、7月22日(米国現地時間)、オープン・ソースの形態で両社から寄贈されたテクノロジによって、現在ドラフト 段階の検証IP(VIP)の互換性に関するAccelleraのガイドが開発され、Accellera VIP Technical Sub-Committee(TSC: VIP技術小委員会)による「ベスト・プラクティス」ガイドの原案として用いられると発表しました。このガイドは、Open Verification Methodology(OVM)に準拠した検証コンポーネントと、Verification Methodology Manual(VMM)のような既存のメソドロジを使用して開発された検証コンポーネント間の互換性を実現するための推奨手法を提供します。こ れまで、先進の検証手法を採用しているユーザは、異なる製造元のVIPを使用する検証環境の構築に多くの時間と工数を費やさなければなりませんでした。 Accellera VIP TSCは、互換性の問題を解決するための要求事項の枠組み作りを行い、同時にケイデンスとメンター・グラフィックスは、業界をリードするお客様、OVM Advisory Group(OAG)のメンバー、そして業界からの参加者と協業して、これらの要求事項を満たす一連のライブラリ・コンポーネントを開発しました。このラ イブラリ・コンポーネントは、Accellera の互換性に関するガイドを認証するための鍵であり、メンター・グラフィックス、ケイデンス、およびOVM Worldのパートナーが作成した資料が多く含まれています。
「我々のお客様は、2年前にOVMが発表された際すぐにOVM を受け入れましたが、既存のVIPを最初から書き直すことなくOVMで使用できるという要求事項を挙げました。我々は業界の要求事項を定義するために Accelleraにおいて主導的な役割を担いながら、同時にOVMのパートナーと協業して、互換性を提供するソリューションを開発しました。我々は、標 準化を目指すAccelleraガイドのドラフトに取組の成果が反映されていることを嬉しく思います。」メンター・グラフィックス、Director of Strategic Business Development、Dennis Brophyは、このように述べています。
今 回寄贈したライブラリの全ての部分は、IEEE 標準1800-2005 SystemVerilogに準拠しており、ケイデンスのIncisive®およびメンター・グラフィックスのQuesta®検証ソリューション上で OVM 2.0.1を使用して完全な検証が実施されました。Accelleraガイドのドラフトに記載されたVIP 間の互換性を実現する手法を使用することにより、ユーザは、IEEE標準の検証およびモデリング言語で記述されたVIPと、既存のメソドロジで記述された VIPを統合することができます。これによって、OVMベースの検証環境を構築する際に既存のVIPは最低限の書き直しで済み、確実にコストを削減して、 製品の市場投入期間を短縮することができます。
ケイデンスのGroup Director、Standards and EcosystemのStan Krolikoskiは次のように述べています。「ケイデンスは、長年SystemCモデルとeベー スの検証サポートの実績を有しているため、お客様はこれらの2つの言語およびSystemVerilogをカバーするソリューションを要求してきました。 Accellera VIP TSCにおける我々のリーダーシップにより、互換性の範囲が複数の言語とメソドロジまでに広がりました。OVMは、我々全てのお客様に対して完全なソ リューションを提供する強固な手法です。我々は、Accelleraの互換性ガイドのドラフトとそれが推奨するベスト・プラクティスを強力にサポートしま す。」
Open Verification Methodology(OVM)について
OVMは、業界初のオープンで、ツール互換性のある検証メソドロジです。OVMは、モジュール化され、再利用可能な検証環境を構築するためのメソドロジと ライブラリを提供します。そして、構築された検証環境において、標準のトランザクション・レベルのモデリング・インタフェースを通じて、コンポーネント間 の通信が可能となります。さらにOVMは、高度なテスト・シナリオや、ブロックからシステムへの再利用を可能にする共通メソドロジとクラス・ライブラリ、 および開発フローにおいて一般的に使用されているその他の言語との完全な統合により、社内間や社外間での再利用を容易にします。OVMおよびOVM Worldは、2007年の8月、ケイデンスとメンター・グラフィックスの共同プロジェクトとして開始されました。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。CadenceはCadence Design Systems, Inc.の登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
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