メンター・グラフィックスとPlatform Computing、Veloce エミュレーション・システムを共有リソースとして最適化

2010年04月07日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)とクラスタ、グリッドおよびクラウド管理ソフトウェアをリードするPlatform Computingは、Platform LSFを使ってVeloce®エミュレーション・システムを最適化し、共有リソースとして運用することに成功したと発表しました。これにより、ユーザはエミュレーションの使用率を最大化し、エミュレーションに対する投資回収率を高めることができます。

Veloceエミュレータをネットワーク上で共有リソースとして使用する企業は、Platform LSFを使用することにより、設計を再コンパイルすることなく、複数のVeloceシステムおよび個別のシステム内のパーティションにアクセスする事ができます。このアプローチは、コンパイル時に特定のユーザ・パーティションに設計がロックされる他のエミュレータとは対照的です。他のエミュレータのアプローチでは、パーティションが解放されても、設計を完全に再コンパイルしない限りその空いたパーティションでジョブを実行することができません。

加えて、Platform LSFとVeloceエミュレーション・システムの最適化をさらに活用するため、Veloce TestBench XPress (TBX) 機能を使用すればインサーキット・エミュレータのように固定されたハードウェアの設定をインタフェース・トランザクタで置き換えることができます。このトランザクション・ベースの運用により、Veloceシステムを単一の設計に対して構成設定された状態から、任意の設計を実行できる汎用のエミュレーション・リソースにすることができます。

Platform LSFとVeloceの組み合わせによる使用率の最大化
Platform LSFはジョブのスケジューリングを行い、優先順位に基づいたキューを作成します。さらに、Platform LSFは企業内の様々なプロジェクトの持つ特定の検証ニーズ、および検証ジョブに対するキャパシティの要件に合った適切なVeloceエミュレーション・リソースを割り当てます。このスケジューリングによりVeloceシステムの使用率が最大化され、またトランザクション・ベースの高速検証環境をサポートする上でも重要な役割を果たします。

最適化されたチップ設計およびテスト環境を構築するため、メンター・グラフィックスとPlatform Computingはそれぞれの製品に機能を追加しました。Veloceエミュレータでは、柔軟性を向上し特定のパーティションに対するコンパイルを行うことなく、複数のユーザが利用可能なパーティションにアクセスできるようにしています。Platform Computingは様々なVeloceファミリー・システムの知識ベースを持たせることにより、複数のプロジェクトの様々な大きさの検証ジョブに対して最適なキューを作成し、リソースを割り当てられるようにしました。

「メンター・グラフィックスとの緊密なコラボレーションにより、システム設計および製造分野のお客様は、リソースを最大化し最新の組込みチップ・テクノロジのタイム・トゥ・マーケットをスピードアップすることが可能になります。この共同ソリューションの一部としてPlatform LSFと統合された、カスタム設計のVeloce検証環境により、設計者は作業負荷の高い複数のプロジェクトをより簡単、高速に処理することができます。」Platform Computing、HPC Business Unit、General Manager、Peter Nichol氏はこのように語っています。

「Platform Computingとの緊密な共同開発を通じて彼らの専門技術を活用し、"クラウド・エミュレーション"の実現に向けた環境の構築に取り組みました。この新しいインフラにより、お客様はエミュレーションの投資対効果を最大化し、複雑なSoC設計の検証課題に、より効率的に取り組むことができるでしょう。」 メンター・グラフィックス、Emulation Division、Vice President and General Manager、Eric Selosseはこのように語っています。

Veloce Platformについて
Veloceプラットフォームは業界最高速のトランザクションベース・アクセラレータ/エミュレータであり、組込みソフトウェア検証、トランザクション・ベース検証と従来のインサーキット・エミュレーション(ICE)に対してMHzパフォーマンスを提供します。設計および検証チームはVeloceシステムを新規SoC設計のリコンフィギュラブルなモデルとして使用しています。設計の柔軟なハードウェア・モデルとして、VeloceシステムはSoCハードウェアおよびソフトウェア設計がまだ流動的であり、プロトタイプ・チップが製造されていない段階での検証に使用されています。検証環境構築のための豊富な製品群を備えるVeloceプラットフォームは、各種マルチメディア、ネットワーク、ワイヤレス、組込みシステム・アプリケーションに最適なプラットフォームです。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

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スケーラブル・ベリフィケーションについて

 

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