メンター・グラフィックス、UVM導入拡大推進に向け
UVM ExpressとUVM Connectを発表
2012年02月23日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、UVM(Universal Verification Methodology)サポートの拡充を発表しました。UVMは、機能検証における再利用性によって生産性を向上させます。UVMに馴染みのない検証チームにとって、UVMベースの検証環境の実現は、導入の第一歩に過ぎません。メンター・グラフィックスは、初期導入に当たって、UVMメソドロジの段階的な構築を支援するUVM Expressをリリースしました。また、既にUVMベースの検証環境を確立している場合でも、実績ある検証アプローチを高位の抽象度に移行し、新しいレベルのシステム検証を実現するという困難な作業に取り組んでいる検証チームもあります。このような検証チームのために、メンター・グラフィックスはUVM Connectをリリースしました。UVM Connectは、SystemCで書かれたモデルとUVM SystemVerilogで書かれたモデルの間に、標準的なTLM 1.0およびTLM 2.0のコネクティビティを確立します。
「メンター・グラフィックスは、UVMに今後も非常に大きな関心が寄せられると考えており、UVMがすべての機能検証フローにとって不可欠な存在となるよう、その導入推進を率先し継続的に取り組んでいきます。UVM未経験の検証チームでも、UVM Expressを使って簡単かつ直観的に導入を開始し、幅広い設計プロジェクトに対する劇的な生産性向上を急速に達成できます。UVM Connectは、異なった抽象度レベル同士の接続性を確立します。このため、設計エンジニアと検証エンジニアは、仕事の成果の再利用性を犠牲にすることなく、お互いが担当する抽象度レベルの最良の部分を活用できるようになります。」メンター・グラフィックス、Design Verification Technology Division、Vice President and General Manager、John Lenyoは、上記のように語っています。
UVM Expressについて
検証チームは、時間と予算の制約を抱えている場合が多いため、新しいメソドロジの導入には困難が付きまといます。このようなチームにとって理想的なソリューションが、UVMです。UVM Expressは、テストベンチ環境を構築する手法、抽象度レベルを引き上げる手法、テスト品質を検証する手法、テストの策定手法を提供します。UVM Expressが描くUVMの段階的導入アプローチはすべて再利用可能で、検証インフラストラクチャの一環となっています。このUVM Expressのアプローチに従って、UVMメソドロジを段階的に導入することで、各導入段階において、検証の生産性と検証結果を得ることができます。
UVMを全面的に導入する代替策として、UVM Expressを利用するのではありません。UVM Expressを使えば、全面的にUVMに移行することも、共存させることも、常に可能です。UVM Expressは、ユーザの経験レベルの高低にかかわらず、UVMメソドロジ導入成功へと短時間で導きます。
UVM Connectについて
設計チームは、システムレベルでアーキテクチャを探索、定義するために、より高位な抽象度へと移行しています。これに伴い、効率的で再利用可能な機能モデルが必要不可欠となっています。設計チームと検証チームは、SystemCやSystemVerilogをはじめとする、さまざまな設計言語で書かれた膨大な数の機能モデルを取り扱い、設計言語を選択する際は、ネイティブ言語の利点を活かすことに主眼が置かれています。UVM Connectは、多言語間のコミュニケーションを円滑に行うために、標準的なトランザクションレベル・モデリング(TLM)インタフェースを搭載しています。このため、SystemCで書かれたアーキテクチャ・モデルを、SystemVerilog検証でリファレンス・モデルとして再利用できると共に、すでに提供されている検証IP(VIP)との統合も容易なため、VIPポートフォリオの拡大が可能です。検証チームは、SystemCあるいはSystemVerilogを使ってテストベンチの主要部分を実装し、UVMのステートおよび制御フローに、SystemVerilogの外部から直接アクセスすることが可能になります。この結果、多言語と異種ツール環境のメリットを活かして、生産性を最大限に高めることができます。
入手方法
UVM ExpressおよびUVM Connectは、メンター・グラフィックスのVerification Academy(機能検証技術に関する情報やオンライン・トレーニングを提供するウェブサイト: http://verificationacademy.com/)からダウンロードできます。Verification Academyでは、UVM利用方法に関する『UVM Express』および『Advanced UVM』モジュールに加え、追加トレーニング資料やオンライン文書が入手できます。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
機能検証について
本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
マーケティング部
エリソン 有理
E-mail: yuri_ellison@mentor.com
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