メンター・グラフィックス、次世代エミュレーション・プラットフォーム
Veloce2とVeloce VirtuaLABをリリース
2012年04月25日
高性能システム検証ソリューションの世界的リーダーであるメンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、Veloce®2プラットフォームを発表し、電子システムとSoC(システム・オン・チップ)設計を検証するエミュレーション・ソリューションの新世代到来を告げました。Veloce2では、最大で20億ゲートのデザインの検証が可能となり、第1世代のVeloceプラットフォームと比べて、性能とキャパシティを2倍に強化するとともに、同一の設置面積および消費電力の範囲内で、4倍の生産性向上を達成しています。また、新しいコンセプトとなるVeloce VirtuaLABにより、検証エンジニアはVeloceと連動するソフトウェアベースの使い勝手の良いペリフェラルを使用でき、この「仮想ラボ」環境を使って、初回シリコンを入手する前に、システムを構成する組込みソフトウェアとSoCを含む複雑な電子システムを検証できます。
Veloce2は、メンター・グラフィックスが新規開発したフルカスタムのエミュレーションIC、Crystal2を搭載しています。Crystal2は高速コンパイル、フルデバッグの可視性、そして高度なメモリ・モデリング機能を備えており、Veloce2の進化を支える中心的な役割を果たしています。Crystalに基づく高度にスケーラブルなVeloceアーキテクチャは、同一の物理フットプリントと消費電力のまま、性能とキャパシティの劇的な向上に成功しました。
Veloce2ソフトウェア・スイートは、第1世代のVeloceエミュレータと後方互換性を持っており、現行のVeloce顧客の生産性を高めるとともに、既存のVeloceハードウェアの実使用期間を延ばし、これまでの投資価値を保護します。将来世代のVeloceも同じソフトウェアの開発理念が厳格に守られるため、Veloceは今後も長期投資として揺るぎない価値を提供し続けます。
Veloce VirtuaLABは、RTLで記述されたハードウェア設計をメガヘルツ・クラスの速度で実行するエミュレータの能力をベースにします。Veloce VirtuaLABは、USB、Ethernet、PCI Expressといった主要ペリフェラルのRTLモデルを統合しており、ターゲット環境を完全に再現します。開発者はこの環境を使用して、ハードウェアがまだ製造されていない段階からハードウェアと組込みソフトウェアの両方を検証でき、この結果、製品開発サイクルが大幅に短縮されます。Veloce VirtuaLABは完全にソフトウェアベースの検証ツールであるため簡単に複製可能なことから、複数のソフトウェア開発者とハードウェア開発者が同時に利用できます。従来は、物理的ペリフェラルのエミュレータへの接続はハードウェア・スピード・アダプタを介して行う必要があり、作業が煩雑だった上、複数のユーザが同時にアクセスするには高額な費用がかかっていました。一方、Veloce VirtuaLABではエミュレータをラボ環境の外に解放し、複数のプロジェクトや地域間でリソースを共有できるデータセンター環境で使用することが可能になるのです。Veloce VirtuaLABペリフェラルは、マルチメディア・ビデオ/オーディオ標準、ギガビット・イーサネット、USB、PCI Expressをはじめとする広く普及しているプロトコルに対応しており、今後もさらにサポートを拡大する予定です。
Veloce2とVeloce VirtuaLABペリフェラルを併用することによって、生産性を4倍にまで向上させることが可能です。両者の組み合わせは、ソフトウェア技術者とハードウェア技術者にとって、ハイエンドCPU、ネットワーク・スイッチ/ルータ、デジタルSTB、タブレットPC、ネットブック、スマートフォン、デジタルカメラを含む、さまざまな電子製品の組込みソフトウェアとSoCコンポーネントを検証するための理想的な環境となります。
「メンター・グラフィックスは、使い勝手が良く、複数の設計チーム間に展開可能で、複雑な電子システムを検証するエミュレーションを実行するための、パイオニア的なソリューションを再び世に送り出すことに成功しました。Veloce2と、プラグ&プレイの次世代ペリフェラルを装備したVeloce VirtuaLABは、完全なエミュレーション・ソリューションのトップ・ベンダとしてのメンター・グラフィックスの位置付けを、さらに盤石にするものです。」メンター・グラフィックス、Mentor Emulation Division(MED)、Vice President and General Manager、Eric Selosseは、上記のように述べています。
製品出荷時期
Veloce2プラットフォームとVeloce VirtuaLABは現在入手可能となっており、既に複数顧客の現場において量産向け妥当性検証フローに導入されています。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
機能検証について
本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
マーケティング部
エリソン 有理
E-mail: yuri_ellison@mentor.com
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