Cell/B.E.プラットフォームを使ったメンター・グラフィックスの Calibre nmOPC、IBMが量産向けに認定

2008年02月27日

IC製造におけるコンピュテーショナル・アクセラレーションの効果を実証

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、 Cell Broadband Engine(以下Cell/B.E.)プロセッサ・テクノロジを用いて高速化したコンピュテーショナル・リソグラフィ・ツールCalibre nmOPCならびにCalibre OPCverifyが、IBMにおいて45nm以下のプロセス・ノードの量産向けに認定されたことを発表しました。

「IBM Microelectronicsは、45nmならびに32nm設計に対してクリティカルなマスク・レイヤのTime-to-Marketを短縮すると同 時に、計算処理の総コストを許容可能な範囲に収めるツールとしてCell/B.E.アクセラレーションを用いたCalibre nmOPCを認定しました。Cell/B.E.マルチコア・テクノロジは、Calibre nmOPCで使用されるイメージ・シミュレーションや高速フーリエ変換処理の高速化能力に優れており、コンピュテーショナル・リソグラフィに極めて適した 技術です。」IBMのMicroelectronics Division、Distinguished EngineerのTim Farrell氏はこのように述べています。

複雑なシミュレーションを伴うその他の様々な分野同様、集積回路(IC)製造 向けコンピュテーショナル・リソグラフィに要求される性能は、汎用コンピューティング・プラットフォームの性能を超えています。航空宇宙から医療向け画像 処理などの分野でCell/B.E.プロセッサ・プラットフォームが注目されたのと同様に、IC開発においてもTAT、スループット、精度、コスト管理目 標の達成のためにこの先端技術が必要とされています。

先端テクノロジ・ノードにおけるコンピュテーショナル・リソグラフィ の課題に取り組むため、メンター・グラフィックスはMercury Computer Systems(以下Mercury)と提携し、Calibre nmOPCならびにCalibre OPCverifyをCell/B.E.プロセッサ向けに最適化しました。MercuryはCell/B.E.ブレードをIBMのBladeCenter Hシステムに統合した、CPA(Coprocessor Acceleration)クラスタを提供します。ユーザはCPAクラスタを標準Ethernet接続を使って既存の標準コンピュータ・ネットワークに接 続するだけでこのシステムを利用できます。最先端のソフトウェアとハードウェアの技術を組み合わせることにより、先端ICテクノロジ・ノードに対する劇的 なTAT短縮やコスト削減が可能になります。

Cell/B.E.技術は、フォトマスクやLCD検査などの他のエレクトロニ クス産業、デジタルコンテンツ作成・配信における画像処理やリアルタイム解析処理、デジタル・ビデオ監視システム、医療用画像処理、航空宇宙および防衛、 耐震石油開発、金融市場など、様々な業界の計算処理の高速化のために利用されています。Mercuryのコンピューティング・プラットフォームは、世界の 大手医療用画像機器メーカー、防衛下請け企業大手10社のうち8社、半導体、エネルギー、通信その他の産業のFortune 500社や中堅企業において、様々なデータのキャプチャ、処理や表示に使用されています。

提供時期
標準ならびにCPAクラスタ向けCalibre nmOPCやCalibre OPCverifyは、メンター・グラフィックスから提供されています。統合済みのBladeCenter H CPAクラスタは、Mercuryから提供されています。


IC製造について
  http://www.mentorg.co.jp/products/ic-manufacturing/


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