EldoシミュレータをSTマイクロエレクトロニクスが 32nmセル・ライブラリのキャラクタライズに利用
2009年03月12日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、幅広いマイクロエレクトロニクス・アプリケーションをカバーする半導体ソリューションを開発、提供し ている世界的大手メーカー、STマイクロエレクトロニクス (本社スイス ジュネーブ、以下ST)が、同社初のCMOS 32nmセル・ライブラリをキャラクタライズするために、メンター・グラフィックスのEldo® 回路シミュレータを採用したことを発表しました。メンター・グラフィックスとSTは、デジタルおよびアナログIPキャラクタライゼーションのための先端回 路シミュレーション技術の分野で長年パートナー関係にあり、近年の最先端CMOS 32nm High-Kメタルゲート、低消費電力ISDA(International Semiconductor Development Alliance)プロセス向けに最適化されたキャラクタライゼーション・フローの開発を成功させるため、さらに協力関係を強化しました。
「ST は、CMOS 32nm設計ソリューションを提供する業界リーダーであり、低消費電力設計における設計生産性の最適化を、パフォーマンス、品質もしくはシリコンとの相関 関係に妥協することなく行います。この目標を達成するために、当社の長年のパートナーであるメンター・グラフィックスと共に信頼性の高いエコシステムを構 築しました。両社の緊密な協力の下、各国の設計チームに向けたライブラリ構築やキャラクタライゼーションのための強力なソリューションを開発しました。」 STのTechnology Research and Development group、CMOS Libraries Group Director、Gérard Mas氏はこのように述べています。
各種低消費電力の設計テクニックやサポートしなく てはならない数多くのCADツール、ディープ・サブミクロン・デバイスの複雑性によって、ライブラリ・キャラクタライゼーションを行うためのデータ収集に 必要なシミュレーション数は膨大です。さらに各シミュレーションには高い精度が求められ、設計者は最先端のMOSFETモデルならびに最も正確な寄生ネッ トワークの記述を使用することが必要となります。生産性を維持するためには、シミュレーション・システム全体が特定のテクノロジ・ノードに対して最適化さ れていなければなりません。Eldoシミュレータは、モデルの複雑性と精度要件の劇的な拡大に対して、従来の設計世代と同等またはそれに近いランタイムで 対応可能です。
また、STとメンター・グラフィックスは、巨大なCPUファームの効果的な負荷分散およびバランス調整を必要とするキャラクタライゼーション・プロセス全体を可能な限りスムースかつ強力なものとするために、緊密なコラボレーション・プログラムを構築しました。
「必 要とされるデータ・ボリュームを考慮した場合、マニュアルでの検証は不可能です。最先端テクノロジ・ノードとそれらのモデルを使った個々のシミュレーショ ンが課題だとしても、キャラクタライゼーション・プロセス全体が"プッシュボタン"方式で自動化されている必要があります。この目標を達成するため、ST は高度に洗練されたインフラを開発しました。そして、メンター・グラフィックスは、STが必要とする生産性レベルに到達するための即応性、リソース、開発 上のコミットメントを提供してくれました。」STのCMOS Standard Cell Libraries Group Manager、Laurent Bergher氏はこのように語っています。
開発されたソリューションは、現在シミュレー ション精度とノイズ解析が重要な条件となるロジックおよびアナログ・ライブラリ(ADC、DAC、PLL、オシレータその他を含む)の量産設計に利用され ています。また、STとメンター・グラフィックスの緊密な協力により、STのプロセスリライアビリティの担当が開発した高度な経年劣化モデルをEldo UDRM (User Defined Reliability Modeling) APIを介してEldoシミュレータに実装できるようになりました。
「メンター・グラフィックスとSTの緊密な協力関係は、両社にとって戦略上非常に重要です。STは、アナログおよびミックスシグナル設計の世界的リーダー であり、このような協力関係によって、メンター・グラフィックスはCMOS 32nm ライブラリ・キャラクタライゼーションのための量産レベルの環境構築を行い最先端領域のソリューションを提供することができました。」メンター・グラ フィックスのDeep Sub Micron (DSM) Division、Vice President and General ManagerのRobert Humはこのように語っています。メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
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