OpenPDK

概要と重要性

今日、カスタムIC設計の基本設計コンポーネントは、デザインキットの形式で提供されます。これらのキットは、使用するEDAツールやその半導体プロセス・テクノロジと緊密に結び付いています。ファウンドリやベンダはプロセス・テクノロジが新しくなるたびに専用キットを開発し検証しなければなりません。従って、新しいデザインキットと関連するデータが使用できるようになるまでに非常に長い時間がかかるうえ、それらには相互運用性がなく、カスタム設計手法も複雑化してしまいます。これは、業界の誰にとっても重大な問題であり、プロセス・テクノロジが複雑化するほど問題は一層深刻化しています。

問題の解決策

Si2、Sr. Vice-President of EngineeringsのSumit DasGupta博士は次のように述べています。「PDKはあらゆる集積回路設計で使用される最も基本的な設計データ・セットです。

OpenPDKの詳細については、Si2のWebサイトを参照してください。

OpenPDK関連Webセミナーのアーカイブ

この取り組みが目指していること
このWebセミナーは、メンター・グラフィックスとケイデンスが提供しています。

しかし、今日のやり方では、ツールとファウンドリのあらゆる組み合わせに対して同じ情報を重複して記述し検証しなければならないので、スケジュールと品質に影響を及ぼし、プロセス・ノードの世代が新しくなるごとにこの状況は悪化しています。OpenPDK標準化が成功すればこうした流れに歯止めをかけることができ、ファウンドリ、EDAベンダ、IPプロバイダ、エンドユーザ企業の広範にわたり技術面とビジネス面でメリットをもたらします。」

Si2が率いるOpenPDK Coalitionは、ファウンドリとツールのどちらにも依存しない可搬性のある「オープン」なPDK開発の標準化を推進する目的で設立されました。これは、ファウンドリから、ベンダ、エンドユーザにいたる業界全体に一様にメリットをもたらします。メンター・グラフィックスは、創設メンバーの1社として、OpenPDK標準化に非常に積極的な役割を果たしており、今後も取り組みを続けていきます。メンター・グラフィックスにはOpenPDK標準化技術運営委員会の委員が2名おり、さらに最近、Director of MarketingのLinda FoslerがOpenPDK委員会の共同議長に任命されました。

Si2のPresident、Steve Schulz氏は次のように述べています。「OpenPDKの目的は、プロセス・デザイン・キット(PDK)の幅広い相互運用性を実現することです。情報を重複して作成するコストは、特にプロセス・ノードが微細化するにつれ増加する一方です。標準化は、PDKを頻繁に修正しているファブレス半導体企業を含め、PDKに携わるすべての関係者の効率性を高めます。」