Jazz Semiconductorと共同でアナログ/ミックスシグナルIC設計フローのためのデザインキットをリリース
JazzのSiGe BiCMOSおよびCMOSプロセスをサポートしたTDKにより、設計期間の短縮、生産性の向上、タイム・トゥ・マーケットの短縮に貢献
2006年09月13日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会 社:本社東京都品川区、コーポレート・ヴァイス・プレジデント:パトリック・ウィリアムス、以下メンター・グラフィックス)は、特殊CMOSプロセス・テ クノロジに特化した独立系ウエハ・ファウンドリであるJazz Semiconductorと共同でJazzのSiGe(シリコン・ゲルマニウム)およびCMOSプロセス・テクノロジをサポートした一連の Technology Design Kits (TDK) をリリースしたことを発表しました。 その第一弾としてリリースされたTDKは、Jazzの 0.35ミクロンSiGe BiCMOSプロセス(SBC35)、0.18ミクロンSiGe BiCMOS プロセス(SBC18)、ならびに0.18ミクロンCMOSプロセス(CA18HR)をサポートします。量産にすぐ適用でき、かつ高度な柔軟性を備えたこ れらのTDKを利用することによりIC設計を行う企業はメンター・グラフィックスの完成されたアナログ・ミックスシグナル(AMS)システム・オン・チッ プ(SoC)設計フローを使って迅速に設計環境をセットアップすることができ、設計期間の短縮と生産性の向上を通じて、タイム・トゥ・マーケットの短縮を 実現することができます。
この包括的なデザインキットには、JazzをサポートしたEldoシミュレーション・モデル、Calibre DRC、Calibre LVSならびにCalibre xRCテクノロジ・ファイル、Design Architect-IC用回路図シンボル、IC Stationを使った回路図ドリブンのレイアウトを行うためのプログラマブルなデバイス・ジェネレータ、およびメンターのAMS設計フローを効率的に活 用するための各種コンフィギュレーション・ファイル等が含まれています。
「高周波数ワイヤレスおよび高速ネットワーキング向け製品を開発するIC設計企業の顧客ベースが拡大する中で、これらのアプリケーション向けに最適化され たプロセス・テクノロジに対する需要の高まりを感じています。Jazz SemiconductorのSiGeならびにCMOSプロセスは、革新的な超高性能アプリケーションにとって理想的な技術であり、メンター・グラフィッ クスの統合されたミックスシグナル設計フローをサポートしたデザインキットの開発で協力できたことを誇りに思います。」 メンター・グラフィックスのDeep Submicron(DSM)Division、Vice President and General ManagerのJue-Hsien Chernはこのように述べています。
Jazz Semiconductorのプロセス・テクノロジ
SBC35は成熟した、低消費電力かつコスト効率の高いソリューションでネットワークおよびワイヤレスアプリケーションに適しています。SBC18プロセ スは、超低消費電力かつ高速の統合ネットワーク/ワイヤレス製品のためのソリューションです。SBC35 TDKを使うことにより、プロセス設計者は、消費電力と速度の最適化が異なる3種類のSiGeバイポーラ(NPN)トランジスタを自由に組み合わせて利用 できます。この0.35ミクロン・プラットフォームには、CMOS、深いトレンチ分離、ラテラルPNPトランジスタ、MIMならびにMISキャパシタ、高 性能バラクタ、PolyならびにN-wellレジスタ、 High-Qインダクタも含まれています。SBC18 TDKには標準で、2タイプのSiGeバイポーラ(NPN)トランジスタが付属します。この0.18ミクロン・プラットフォームには、CMOS、ラテラル およびバーティカルPNPトランジスタ、MIMキャパシタ、バラクタ、PolyならびにN-wellレジスタ、High-Qインダクタも含まれています。
CA18HRは先端0.18ミクロンRF CMOSプロセスであり、ミックスシグナルCMOSテクノロジと強力なRFモデリング機能を組み合わせたものです。これにより、RF回路ブロックを数百万 ゲート規模のCMOSロジック・ファンクションと組み合わせたシステム・オン・チップ・ソリューションを開発できます。このプロセスには、1.8ならびに 3.3ボルトCMOS、ラテラルならびにバーティカルPNP、MIMキャパシタ、バラクタ、PolyならびにN-wellレジスタ、High-Qインダク タが含まれ、上層を膜厚化した6層メタルを使用しています。
メンター・グラフィックスのTDK(Technology Design Kit)
メンター・グラフィックスのTDKには、高度なインダクタ・レイアウトとモデル生成機能も含まれています。これはJazzの最先端インダクタ・モデリング 技術とメンター・グラフィックスのIC Stationをベースとしたパラメータ化されたデバイス・レイアウト・ジェネレータ技術を組み合わせたものです。これによりユーザーは複雑なインダクタ を設計時に正しいことが保証される方法で迅速に作成し、リアルタイムでモデル化することができます。このキットには、Jazzの専用インダクタ・モデル・ ライブラリに直接リンクされた機能豊富なユーザー・インタフェースも付属しています。
「メンター・グラフィックスのICフローのためのこの完成されたTDK、特にプログラマブルなデバイス・ジェネレータおよび関連するEldoモデルを使用することにより、設計者は弊社のSiGeならびにRF CMOSプロセスの柔軟性をフルに活用するこおとができます。メンター・グラフィックスとのパートナーシップにより、最先端の高性能ミックスシグナル/RF設計を行っている両社のお客様に対して付加価値を提供することができます。」 Jazz SemiconductorのVice President of Technology、Marco Racanelli氏はこのように語っています。
顧客により実証済みのテクノロジ
「現在、メンター・グラフィックスの総合IC設計フローと、Mentor/Jazz SBC35 TDKの全てのコンポーネントを組み合わせて利用しています。」 英国のMirics SemiconductorのCEO、Simon Atkinson氏はこのように語っています。「弊社の最新製品である高性能レシーバ・チップは今日のモバイル放送規格を全てサポートし、将来の規格に対 しても構成変更により対応可能な製品ですが、この設計の速度および電流ドレイン要件を満足するには、SiGe BiCMOSベースのプロセスが必要でした。これに対してJazzのSBC35は弊社にとって理想的であることが分かりました。メンター・グラフィックス のICフローおよびMentor/Jazz SBC35 TDKは、回路図入力、シミュレーション、回路図ドリブン・レイアウト、検証、抽出、ポストレイアウト検証を含む設計フローの全ての側面をカバーした、す ぐに使える環境を提供してくれたため、シリコンを1回で、しかも記録的な短期間で成功させることができたのです。
提供時期
SBC35、SBC18、ならびにCA18HRデザインキットはJazz Semiconductorおよびメンター・グラフィックスのユーザーに対して現在出荷中であり、両社のいずれかに直接問い合わせることにより入手可能です。
メンター・グラフィックスの統合されたAMS SoC設計ツール群
メンター・グラフィックスは設計入力からシミュレーション、物理実装、検証、解析に至るまで、アナログ/ミックスシグナルSoC設計のための優れた技術を 提供しています。このフローには強力なAMS SoC デザイン・コックピットを備えたDesign Architect-IC回路図入力ツール、接続ドリブンのカスタム・レイアウト・ツールである IC Station、およびチップ・アセンブリと自動配線のための統合されたソリューションICassembleが含まれます。ADVance MSツールはデジタル、アナログ、ミックスシグナルおよびRF回路に対応した、シングルカーネルの言語に依存しないシミュレーション環境です。 CalibreならびにCalibre xRCは業界最高のキャパシティ、パフォーマンス、および精度を備えた物理検証および寄生素子抽出のためのツール群です。これらのツール群を統合した ICstudio環境は、設計プロジェクトおよびデータ・ファイルに対する強力かつ一貫した管理を行うもので、複数の設計拠点にまたがるレビジョン管理に も対応しています。このフルに統合されたツール群はLinux、HP、Sunの各プラットフォームで提供中です。
Jazz Semiconductorについて
Jazz Semiconductorは特殊CMOSプロセス・テクノロジに特化した独立系ウエハ・ファウンドリであり、高度に統合されたアナログおよびミックスシ グナル半導体デバイス向け高電圧CMOS、SiGe BiCMOS、RFCMOS技術を提供しています。同社の特殊プロセス・テクノロジは、標準プロセス・テクノロジを使ったものよりも高度に統合され、消費 電力効率が高く、多機能かつコスト効率の良いアナログ/ミックスシグナル半導体製品を開発しようとする顧客向けに設計されたものです。Jazzの顧客はワ イヤレスおよび高速固定通信、家電製品、自動車、および産業向け市場をターゲットとしています。Jazzの本社および米国でのウエハ製造施設はカリフォル ニア州ニューポート・ビーチにあります。詳しい情報はwww.jazzsemi.comをご覧ください。
| ● | IC&アナログ設計検証 について | |
| http://www.mentorg.co.jp/solution/ic-analog.html |
||
E-mail: mktg_mgj@mentor.com
ニュース/プレスリリース
- 富士通セミコンダクター、最先端IC物理検証およびDFMに向けてCalibreの利用を拡大 (2012年01月24日)
- メンター・グラフィックス、3D-IC設計実現化でTSMC Partner of the Year Award受賞 (2011年11月14日)
- メンター・グラフィックス、STマイクロエレクトロニクスと共同でOlympus-SoC配置配線システムを使用した20nmテストチップのテープアウト完了を発表 (2011年11月07日)
- メンター・グラフィックスとTSMC、CalibreのSmartFill機能を使用する高度なフィル要件を拡充 (2011年09月15日)
- メンター・グラフィックスとGLOBALFOUNDRIES、TessentおよびCalibreの機能を組み合わせ歩留まり解析を改善 (2011年09月01日)