メンター、サムスンの14LPPプロセスを成功に導く
認定リファレンスフローを提供

2017年06月12日

<<2017年4月12日発表、英文報道資料抄訳>>

  • メンターがSamsung 14LPPプロセス向け認定リファレンスフローを発表
  • デザインの物理インプリメンテーション、検証、テストを網羅する完全なツールセット

メンター,シーメンス・ビジネス(以下メンター)は、設計インプリメンテーションから検証、テストに至る広範なツール群で構成された、サムスン電子(以下サムスン)の14LPP(Low Power Plus)プロセス向けに認定、最適化されたリファレンスフローを発表しました。今回発表されたフローには、Calibre®物理検証スイート、Oasys-RTL™物理合成システム、Nitro-SoC™配置配線システム、Tessent®テスト製品スイートが含まれており、いずれも、サムスンの14LPPリファレンスプロセスデザインキット(PDK)で設計したデザインとARM® CA53 CPUを用いたサムスンによるバリデーションが完了しています。その結果、ARMコアに求められるPPA(パワー、性能、エリア)条件とデザインルールチェック(DRC)条件を成功裏に満たしていることが確認されました。サムスンの14LPPファウンドリ利用顧客は、このMentorリファレンスフローを採用することで、厳格な品質制御要件と精度要件を遵守したデザインを期限内にファブへ確実に引き渡すことができます。

「サムスンとメンター両社共通の顧客が、シリコンの初回成功とTime-to-Marketの短縮を達成しつつも、革新的なデザインを開発できるように、メンターと緊密に協業し、この認定リファレンスフローを実装しました。メンターのリファレンスフローはサムスンの14LPPプロセスを対象としたものであり、設計者が自信を持ってデザインを実装、検証、テスト、引渡しすることを支援し続ける両社の長期的なパートナーシップをさらに広げた証しです。」サムスン、Senior Vice president of the Design Service Team、Jaehong Park氏は、上記のように述べています。

Oasys-RTL物理RTL合成ソリューションは、RTLレベルのフロアプランニングをはじめ、RTL-to-placed-gates手法で設計するサムスン14LPPプロセスに対応できるよう拡張されました。配置処理をコア合成アルゴリズムに統合するという、特許取得済みのPlaceFirstメソドロジを用いることで、最良の結果品質(QoR)と最短ランタイムを達成します。また、独自のRTLレベルフロアプランニング技術が備わっており、設計サイクルの早いタイミングでシードフロアプランを自動的に生成します。

Nitro-SoC配置配線システムは、サムスンの14LPP先端プロセス向けリファレンスフローに基づいてNetlist-to-GDSIIの物理インプリメンテーションを行う要件を満たすよう構成されています。Nitro-SoCは、マルチパターニングやFinFETアウェアのインプリメンテーション、複雑なすべてのDRCに対応可能な柔軟な配置アーキテクチャ、DFM(Design For Manufacturing)およびパターニング用のルール、マルチVDDベースの包括的なローパワー設計フロー、マルチコーナーマルチモード(MCMM)の同時最適化、ランタイムを高速化する包括的な並列処理、使いやすいビルドイン型リファレンスフロー、Calibreサインオフエンジンとのネイティブ統合など、多岐にわたる革新的技術を提供するツールです。

業界をリードするCalibreプラットフォームは、設計者が必要とする検証結果を最短の設計サイクルで確実に導く数々のツールで構成されています。

  • Calibre nmDRC™およびCalibre nmLVS™は、先端プロセスノードに欠かせない複雑なマルチパターン処理に対応する画期的で高精度の物理/回路検証機能を備えており、サムスンの14LPPプロセスの要件を遵守したデザインの最適化に役立ちます。
  • Calibre YieldEnhancerは、付属のSmartFillアプリケーションを介して、Samsung 14LPPプロセスで製造されるすべてのデザインをIPレベル、ブロックレベル、フルチップレベルで平坦化できるため、製造段階で全レイヤの一貫性を確保します。
  • Calibre xACT™は、精緻な寄生抽出を高いスループットで実現します。内蔵のフィールドソルバを使用して、複雑な3次元構造の寄生をアットファラド(aF)精度で計算できるほか、スケーラビリティの優れたパラレル処理アプローチを通じて、数百万インスタンス規模のデザインの性能を最適化します。
  • Calibre PERC™は、物理レイアウトとネットリストの両方のデータを統合する先駆的な手法によって、複雑な信頼性チェックを自動化します。
  • Calibre Pattern Matchingは、複数のインスタンスにまたがるコンフィギュレーション要件の精緻な検証とホットスポット識別など、ジオメトリ形状をさまざまな角度から視覚的に解析します。
  • Calibre LFD™は、実際に「製造した」レイアウト寸法を予測することで、リソグラフィプロセスの影響を正確にモデル化するとともに、潜在的なリソグラフィの問題点を洗い出し、歩留まりと製品信頼性を設計者自身が最適化できるように支援します。

Tessentは、業界で最も包括的なDFT(Design For Test)ソリューションです。製造テストアプリケーションとして、業界最高のテスト品質、最小コスト、最速のエラー原因解明時間を誇ります。ISO 26262に準拠しているTessentはまた、安全性が最重視される自動車向けアプリケーションのインシステムテスト技術としてはクラス最高の機能を提供します。

「サムスンとの協力関係を通して、設計者の意図通り動作するデザインを期限内にサインオフへと進めることを可能にする認定リファレンスフローを提供しています。Mentorのリファレンスフローで設計したデザインをサムスンの14LPPプロセスで製造することで、初回のテープアウトからシリコン製造まで、サムスンのプロセスならではの利点を最大限活用して、デザインを最適化することができます。」MentorのDesign-to-Silicon DivisionにてVice President and General Managerを務めるJoseph Sawicki は、上記のように述べています。

Mentor Graphics Corporation, a Siemens business(以下メンター)は、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンターについての詳しい情報は、こちらからご覧いただけます: www.mentorg.co.jp

Mentor Graphicsは、Mentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

 

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