MicReD製品スイート

T3Ster DynTIM Tester

サーマルインタフェースマテリアルの熱特性評価

概要

T3Ster DynTIM Testerは、サーマルインタフェースマテリアル(TIM)の熱特性を単体でも、実環境下でも高い精度で測定できるテスト環境であり、業界をリードする過渡熱ソリューションであるT3Sterと組み合わせて使用することが可能です。主にサーマルグリースや圧縮性パッドのような柔らかい材料の測定に適していますが、粘着性材料や固体材料も測定できます。

T3Ster DynTIM高精度テスト環境 

T3Ster DynTIM高精度テスト環境

 

「T3Ster DynTIM Testerを使用していますが、その速さと使いやすさが気に入っています。試料厚みを自動的に変化できるだけでなく、非常に精度の高い手法です。DynTIM Testerのおかげで、熱性能の優れたLED照明モジュールを開発し、製品寿命を保障する熱的信頼性を確保できるようになりました。」

 Osram Opto Semiconductors GmbH、Quality Manager、Thomas Zahner博士

試料単体のケースと実環境下のケースのどちらであっても、一気通貫の高速テストを完全自動化

T3Ster DynTIM Testerのテスト実行は完全に自動化されています。実環境下でTIMをテストできるため、時間と手間をかけずに実製品に近い結果を取得でき、迅速で高い精度を誇る卓越したTIM測定方法です。

TIMの熱伝導率を従来の手法で測定して導き出したデータシートの値は、大幅に過大評価(最大9倍)される場合があると調査によって示されています。T3Ster DynTIM Testerであれば、研究所の恵まれた環境下で行う実績ある洗練された測定方法に匹敵する高い精度を実現することができます。

ASTM Type-I、Type-II、Type-IIIなど多種多様な材料をテスト

グリース、ペースト、PCM(相変化材)など、さまざまな圧縮性材料をテストできます。また、いくつかの考慮事項を踏まえたうえで接着剤や固形物質の試料もテスト可能です。多種多様なTIMをテストし、最終製品にふさわしい材質の候補を絞り込むことができます。

熱特性評価装置であるT3Ster DynTIM Testerを使って、実環境下でこれらの材質を「その場」でテストし、最適と思われる設計判断を下すことができます。T3Ster DynTIM Testerで測定した熱伝導率データは、メンター・グラフィックスのFloTHERMFloEFDをはじめとするCFD(数値流体力学)ソリューションのシミュレーションモデルに追加することも可能です。

5%以内の誤差でTIMの熱特性を測定

現行の手法*を使ったテストシステムでは、低圧状態の測定が不可能です。このため、結果精度が低下し、10~20%程度のテスト再現性誤差が発生してしまいます(複数ベンダの伝導率データの報告による)。

T3Ster DynTIM TesterとT3Sterを組み合わせて使用することで、グリース、ペースト、PCM、特殊加工の金属サンプルなど、厚みが異なるさまざまなTIMを対象として、実環境に似た条件下における熱抵抗を業界最高精度で測定できます。T3Ster DynTIM TesterによるTIM測定は再現性が高く、誤差5%以内に抑えられます。

*薄い熱伝導絶縁性固体の熱貫流属性を測定するASTM D5470標準テスト手法および熱伝導絶縁材料の熱貫流属性を測定するASTM D5470-06標準テスト手法

再現性に優れた高精度テスト環境

T3Ster DynTIM Testerでは、試料を実際に近い熱環境(実際のダイオードパッケージとニッケルめっき銅コールドプレートの間)に置いてテストします。合わせ面の距離を1マイクロメータ単位で容易に設定できます。TIMの厚さに応じた熱抵抗値の変化から試料の熱伝導率を計算します。

測定原理はASTM規格と似ていますが、T3Ster DynTIM Testerでは上部グリップにある半導体ダイオードのジャンクションだけで温度を測定します。精密な温度測定(温度分解能0.01°C)と、正確な電気的パラメータに基づいて供給電力を計算することで、高い再現性を実現しています。

短時間で操作を習得

短時間で操作を習得

シンプルで堅牢なT3Ster DynTIM Testerは、一定のトレーニングセッション(オプション)を受ければ誰でも使いこなすことができます。

 

事例内で掲載した社名、部署名、役職名、氏名などは、事例発表当時のものです。

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