ECAD-MCADコラボレーション
大手エレクトロニクス企業では、Time-to-Marketの短縮、より競争力ある製品の投入、そして同時にPCB開発コストを抑えること、という3つの共通するビジネス目標があります。これらのビジネス目標を達成するには、設計プロセス全体を通じて機械系および電気系PCB設計者がコラボレーションを行い、機械系または電気系のいずれかで発生した変更を逐次共有することが重要な戦略となります。
メンター・グラフィックスのECAD-MCAD Collaboratorでは、設計プロセス全体を通じて機械系または電気系のいずれかで発生した変更を両者が共有できるため、このような戦略的コラボレーションが可能になります。例えば、ECAD設計者またはMCAD設計者がある変更を提案する場合、その提案内容を明確に伝えるのに必要なデータだけを相手側の設計チームに送信することができます。
特長と利点
Expedition EnterpriseおよびBoard Station XEとの統合
ECAD-MCAD CollaboratorはExpedition EnterpriseおよびBoard Station XEと緊密に統合されています。また、MCADシステムとの通信には、ProSTEPによって最近承認された標準のXMLプロトコル「EDMD(Electrical Design, Mechanical Design)」を使用します。
データ・オーナーシップと通信
ECAD-MCAD Collaboratorは、ECADとMCADの設計者がそれぞれの設計環境で快適に作業しながら、必要に応じてテキストやグラフィックスの情報を双方向で手軽に効率よく通信できるように設計されています。送信されるのは、実際の設計データのうち、設計の変更内容を正しく伝達するのに必要な部分のみに限定されます。このような通信を可能にしているのが、ProSTEPによって承認された新しい業界標準のXML規格、EDMDです。従来のSTEP規格を進化させたEDMDを採用することにより、ECADとMCADの間で設計変更のデータを正確かつタイムリーに双方向で通信できるようになっています。
真のコラボレーション
ECADとMCADの双方で合意した変更内容は、Collaboratorによって自動的にPCBレイアウトに適用されます。ECAD-MCAD Collaboratorでは、従来の紙に代わってデジタル・データを使用するため、差分的なレビューや反対提案も可能で、変更内容が承認されたらECAD/MCADそれぞれのデータベースが自動で更新されるなど、真のコラボレーションが実現します。
Time-to-Marketの短縮
- 一貫性のあるコミュニケーションを双方向で繰り返すことにより、両方の設計チームの同期がとれ、プロセス終盤での手直しが不要に
- コラボレーションによる「what-if」分析でエラーの発生を防ぎ、時間のかかるリスピンを解消
製品の最適化
- ECADチームとMCADチームのコラボレーションにより、フォームファクタの厳しい制約の中で、品質、信頼性、性能の要件を満たした最適なエレクトロニクス製品の開発が可能に
- PCBとエンクロージャの3D表示を利用して、エレクトロニクス設計者が製造可能性や機械的制約を考慮した最適なレイアウトを決定
コストの削減
- エレメカ協調設計の手戻り削減により設計期間が短縮され、リソースの柔軟性が向上
- ECAD、MCADの設計者がそれぞれの環境からコラボレーションを行えるため、新しいツールの習得が不要
データシート
- ECAD-MCAD (PDF, 666KB)
- 3D PCB Viewer (PDF, 587KB)
ツールボックス
- オンデマンドWebセミナー: ECAD MCADコラボレーションの未来 [英語]
- ニュース: メンター・グラフィックスとPTC、業界初の双方向ECAD–MCADコラボレーション・ツールを提供 (2008年9月30日)
- 業界記事: 電子機器システムの設計 [英語]
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