Library Manager
Library Managerは、複雑なPCBシステムで必要となる論理的および物理的部品データを全面的に管理するために、セントラル・ライブラリという概念を利用しています。セントラル・ライブラリには、シンボル(論理的ビュー)、セル(物理的なフットプリント情報)、パッドスタック、論理対物理のピン・マッピング(部品データ)などが登録され、集中管理されます。ライブラリはユーザの定義したパーティションに区切ることができ、パーティション検索方式をいくつか定義して、設計プロジェクトごとに利用するライブラリを分けて管理できます。
関係の管理
Library Managerは、シンボル、セル、パッドスタックの関係を作成および管理し、これらライブラリ・オブジェクト間でのデータの整合性と一貫性を確保します。他のオブジェクトが使用するオブジェクトが更新された場合は、これらオブジェクトにも自動的に変更が適用されます。例えば、あるパッドスタックの定義が変更された場合は、そのパッドスタックを使用するすべてのセルに自動的に変更が適用されます。
また、Library Managerは、ライブラリ内のオブジェクトが使用しているデータは、ライブラリから削除できないようになっています。これには、すべてのオブジェクト、セル、シンボル、パッドスタックが対象となります。
高度なUI
ライブラリ部品の作成に必要なエディタは、Library Managerから起動でき、Navigator Treeをマウスでクリックしコンテキスト・メニューから新規部品の作成、部品の名前変更や移動といった多くのコマンドを実行できます。また、Library ManagerではPCBテンプレートや論理専用/論理物理の再利用ブロックも管理され、カスタマーIPを再利用できます。
ライブラリ・サービスのデータは、セントラル・ライブラリ内の任意のライブラリとの間でインポート/エクスポートが可能で、パーティション間や他のセントラル・ライブラリとの間でデータを移動またはコピーすることもできます。さらに、スクリプト・インタフェースを利用すると、ユーザの作業スタイルに合わせてメニューをカスタマイズできます。
特長
- ライブラリ部品の開発を一カ所で集中的に実行
- シンボル、セル、パッドスタック、部品用のエディタを統合
- 部品の関係を視覚的に表示するナビゲータ・ツリー
- 一貫性のチェック/検証機能を内蔵
- ユーザ定義可能なライブラリ・パーティションと検索パス
- 一般的なプロパティの定義と編集が可能
- 部品データのインポートとエクスポートが可能
- DxDataBookとの統合
利点
- PCB部品データの論理から物理へのマッピングについて、すべての要素を1カ所で集中的に作成できるとともに、論理的/物理的な部品表現の作成に必要なエディタも管理可能
- 一貫性チェックにより、ライブラリ部品は作成時点で正しいことが確認されるため、Expedition Enterpriseフローでの確実なパッケージ化が可能
- ライブラリは、ユーザのニーズに合わせてパーティションに分割し、ユーザ定義の検索方式で検索できるなど、さまざまな構成が可能
- フラクチャリング・シンボルを含み、シンボルはParts Editorで論理から物理へのマッピング可能。1つの論理的シンボルを複数の物理的フットプリントにマッピング可能。