メンター・グラフィックスとPTC、業界初の双方向ECAD–MCADコラボレーション・ツールを提供

2008年09月30日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、業界初となる電気系(ECAD)、機械系 (MCAD)設計ソリューション間のコラボレーション・ツールECAD-MCAD Collaboratorを発表しました。このソリューションは電気系、機械系双方の設計チームが設計開始時から製造プロセスまで使用できるものです。メ ンター・グラフィックスのECAD-MCAD Collaboratorはメンター・グラフィックスがその開発を提案、主導し、ProSTEP iViP Associationに承認された電気・機械CAD互換規格に基づいています。ECAD-MCAD Collaboratorはインクリメンタル(斬新的)に発生する設計変更を双方向にやりとりし、それぞれの部門間のレビューと承認のプロセスを自動化す ることを可能にします。

今日、多くの産業分野において拡大する顧客のニーズに応えるため、より高度な電子部品がより複雑な筐 体に収められるようになっています。ハイテク産業、特にコンシューマ・エレクトロニクスにおいては特に厳しい設計条件を満たさなければなりません。自動 車、医療機器、航空宇宙、防衛、工業分野においてもこの傾向が見られます。このような製品の設計を成功させるには、企業はこれまで電気と機械という設計領 域間の設計コラボレーションを妨げていた、組織的、技術的障壁を打破する必要があります。

「電子設計と機構設計プロセスを シームレスに統合することは、メーカーにとってますます重要になりつつあります。エレメカ設計(メカトロニクス)の融合により、エレクトロニクスが差別化 要素となる製品をより効果的に、かつ迅速に開発できるようになるのです。メンター・グラフィックスとPTCは、業界標準に基づいた新しいソリューションを 開発し、両社のECAD-MCADコラボレーションのレベルを引き上げました。両社のソリューションを組み合わせて使用することにより、エレクトロニクス 企業は電子-機構間の設計の不一致を削減し、複雑な製品をより短期間に開発できるようになります。」CIMdata, Inc.のDirector of Research、Ken Amann氏はこのように語っています。

PTCは、機構設計ソリューションのサプライヤと しては初めてこの規格を採用し、相補的なコラボレーション機能を実装した企業です。PTCとメンター・グラフィックスは、共同で業界初のMCAD、 ECAD間の完全な端末相互間のコラボレーション・ソリューションを提供します。これらの機能は機構、電子設計の両方において紙ベースの手法や固定化され たファイル形式を標準ベースのプロセスと使いやすいグラフィカルな可視化機能で置き換えることにより、設計プロセスと設計サイクルを大幅に改善します。

「設 計自動化ソフトウェアのサプライヤとして、メンター・グラフィックスの戦略は、開発の主軸を単なるPCB、ECAD設計だけではなく企業のエレクトロニク ス製品開発プロセス全体の効率を改善する技術へと拡張していくことにあります。これらの製品の設計においては、設計工程を進めながらエレキ、メカどちらか の領域で変更が提案されれば即座にコミュニケーションを取るという継続したプロセスが必要になります。メンター・グラフィックスのECAD-MCAD Collaboratorはこのプロセスを自動化し、メンター・グラフィックスのユーザベースに必要な機能を提供します。」メンター・グラフィックスの Systems Design Division、Director of MarketingのDan Boncellaはこのように語っています。

「PTC の顧客が提供する製品においては、電気、機構設計間のより緊密な相互関係が発生するようになってきており、現在のツール間に統合とコラボレーション機能が 存在しないことが品質向上やTime-to-Marketの目標達成を困難にしています。PTCとメンター・グラフィックスが提供するこれらの新しい製品 は、このような障害を克服し、両社のお客様がよりタイトに統合されたエレメカ製品をより早期に市場に投入することを可能にするものです。」PTCの Vice President of Solutions、Chad Hawkinson氏はこのように述べています。

サプライヤとユーザの協力した標準化により実現
ECAD– MCADコラボレーション手法を共同で定義し、開発しようという取り組みは、2005年のProSTEPカンファレンスでメンター・グラフィックスが提案 し、同社が積極的に推進してきました。PTCと一部のECAD-MCADユーザも3年間の定義作業に積極的に参加しました。2008年初め、 EDMD(Electrical Design Mechanical Design)スキーマがProSTEPにより承認され、ECAD、MCADシステム間の設計変更のインクリメンタルかつ双方向のコミュニケーション標準 として公開されました。このEDMD規格に基づき、メンター・グラフィックスとPTCは業界初となる真のコラボレーション機能を開発しました。今後他の MCAD、ECADサプライヤもこの規格を採用し、コラボレーション機能を開発する見込みです。

ECAD-MCAD設計コラボレーション
ECAD、 MCADシステムは長年に渡り別個の設計領域として存在し、それぞれの領域での生産性と機能を最適化するために、独自の構造とフォーマットに基づいて進化 してきました。それぞれのツールセット間のコミュニケーションは、これまでバルクデータのインタフェース(設計データを一括でやり取りする方法)を通じて 行われており、インクリメンタルな変更を識別し、反映する機能はほとんどありませんでした。

メンター・グラフィックスと PTCの共同開発により、電気設計者と機構設計者がインクリメンタルな設計変更を提案し、使いやすいツールでこれらの変更を視覚的に確認し、提案された変 更に対する評価/レビュー/承認を行い、承認後最終的にこれらのインクリメンタルな変更をECAD、MCADそれぞれのデータベースに反映することができ るコラボレーション・ツールが完成しました。最初にリリースされる機能は、共通で使用される形状オブジェクト、たとえば基板外形、部品、穴などに重点を置 いています。

提供時期
メンター・グラ フィックスのECAD-MCAD Collaboratorを通じたExpedition Enterprise™とBoard Station® XE PCB設計フローとPTCのPro/ENGINEER Wildfire 4.0 ECAD-MCAD Collaboration Extension間の設計コラボレーション機能は、即時提供可能です。詳細については、以下のリンクよりご登録の上、オンデマンドで提供される共同 Webセミナーをご覧ください。
http://www.pcbshows.com/webinars/events/mentor/ecad.shtml

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソ リューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品お よびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフ トウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

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