メンター・グラフィックス、
リジッドフレックスと高速設計の課題を解決する
最新版のXpedition Enterpriseを発表

2016年08月26日

 自動レイアウト機能を備えたXpedition Enterpriseフローは、統合3D環境内でのリジッドフレックス製品の容易な設計と検証を実現し、今日のPCBシステムにおける複雑さを起因とする課題を解決
自動レイアウト機能を備えたXpedition Enterpriseフローは、統合3D環境内でのリジッドフレックス製品の容易な設計と検証を実現し、今日のPCBシステムにおける複雑さを起因とする課題を解決
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、複雑化が進む今日の先端システム設計に対応するXpedition® Enterpriseプリント基板(PCB)設計フロー(Xpeditionフロー)の最新版を発表しました。エレクトロニクス製品の高密度化に伴い、企業はシステム設計の一層の多機能化、小型化、低コスト化を迫られています。新しいXpeditionフローは、3Dリジッドフレックス構造の設計と検証、高度な制約条件を持つ高速トポロジの自動レイアウトを実現する先端テクノロジを提供し、先端PCBシステムの密度/性能要件に効率的に対応します。

「メンター・グラフィックスの顧客企業は、世界最先端の電子システム開発を手がける業界リーダーであり、高性能設計、先端パッケージング、リジッドフレックス、高速、高密度化など、先端技術を具現するソリューションを求めています。最新のXpeditionフローを提供するにあたり、複雑化への対応、組織コラボレーションの促進、最終製品の品質向上、IP管理の改善といった製品開発戦略イニシアチブを支援できるように、メンター・グラフィックスは顧客と協力し合ってきました。」メンター・グラフィックス、Board Systems Division、Vice President and General Manager、AJ Incorvaiaは、上記のように述べています。

複雑な先端リジッドフレックス設計に対応
フレックス/リジッドフレックスPCBは、コンシューマ向けの小型デバイスから航空宇宙、防衛、自動車エレクトロニクスまで、信頼性と安全性の不可欠なあらゆるエレクトロニクス製品に実装されています。Xpeditionのリジッドフレックス技術は、初回スタックアップ作成から製造に至る設計プロセスを効率化します。

エンジニアは複雑なリジッドフレックスPCBに完全対応した3D環境(表示だけではなく設計、検証まで)で設計を行うことで、「Correct by Construction(構築することで正しい結果が得られる)」手法により最高の製品品質と信頼性を実現できます。3D検証は、屈曲が正しい位置にあるか、基板要素が折畳みを妨げていないかを確証します。こうした点を設計の初期段階に見直すことで、コストのかかる再設計を回避できます。その後、3Dソリッドモデルを機械系CADにエクスポートすると、双方向のPCB - 筐体コデザイン(協調設計)を効率的に行えます。

業界をリードするメンター・グラフィックスのHyperLynx®高速解析技術との統合により、複雑なリジッドフレックススタックアップ構造のシグナルインテグリティ(SI)とパワーインテグリティ(PI)の最適化が可能になります。また製造準備に向け、Xpeditionフローではすべてのリジッドフレックス情報がODB++共通データ形式で提供されるため、データの曖昧さが排除され、最終基板の設計意図が正確に製造側に伝わります。今回発表する最新のXpeditionフローは、コンセプトから製造出力まで、フレックス/リジッドフレックス設計に最適化されたソリューションです。

「メンター・グラフィックスの新しいXpeditionフローは、複数の基板外形、スタックアップ、屈曲領域に対応しているため、設計環境内でリジッドフレックスを定義し、折り畳んだ3Dステップモデルをエクスポートして機械設計へと効率的に統合できます。Xpeditionの自動リジッドフレックス機能を使うと、複雑極まる今日の先端PCBシステムを容易に制御し、製品の信頼性と生産性を高められます。」NIKHEF(National Institute for Subatomic Physics: オランダ国立素粒子物理学研究所)、PCB Design Engineer、Charles Ietswaard氏は、上記のように語っています。

リジッドフレックスを効率的に開発するには以下の機能が重要となります。

  • 各領域に固有の外形を持たせたリジッドフレックススタックアップの定義し、ゾーンごとのスタックアップと比べ簡単に設計を変更できる。標準フレックス材料(ラミネート、組込み/ビキニカバーレイヤ、補強材、接着剤など)をスタックアップに含めることも可能
  • フレックスの屈曲に完全対応し、フレックスレイヤの部品配置、フレックス配線、プレーンシェイプフィル、ティアドロップ、トレースドロップなど、PCBの屈曲の位置や方法を制御。屈曲を定義したら設計を3Dでレビューし、衝突がないかを確認
  • 直観的でシンプルな選択制御で正しく設計できる強力なユーザインタフェース
  • 初回設計成功を実現するカスタマイズ可能なローカルルールチェッカを使用するERC(Electrical Rule Checking)と、包括的な設計後チェックセット
  • フレックスを考慮したPI/PI解析により、さまざまなスタックアップ領域を通るインターコネクトを正確にモデリング
  • DFM検証ツールとNPI(新製品導入)ツールを使った、PCB設計から製造へのシームレスな移行管理と効率化

高速設計の自動レイアウト
Xpeditionの最新リリースには、高速設計の複雑化とハイエンドコンピュータチップセットのガイドラインの増加に対応する高度な自動レイアウト機能が搭載され、設計を最適化して性能を改善する以下の機能が含まれています。

  • タブ配線、クロストーク/インピーダンス不連続を最小限に抑えるインターコネクトジオメトリを高速トレースで作成、変更
  • トレースシールドなど、ネットトランクのパスを定義するスケッチプランで配線戦略を作成、変更
  • チューニング機能の向上によりインタラクティブ編集中のフィードバックと制御が改善し、高速制約条件を満たす
  • バックドリルが必要なネットをレイアウトで定義し、製造用に出力
  • Polarスタックアップとレイヤマッピングを直接Constraint Managerにインポートして設計の起動を簡素化
  • 新しいユーザインタフェースで設計の全DRCをレビューし、電気/製造設計違反を素早く特定して解決

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、昨年度売上高としておよそ11.8億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

 

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メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
マーケティング部
エリソン 有理
E-mail: yuri_ellison@mentor.com