TSMCとメンター・グラフィックスが連携、
新しいInFO技術に対応した設計と検証ツールを実現

2017年01月12日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、Calibre®プラットフォームでの協業に加えてXpedition® Enterpriseプラットフォームにおいても、TSMCが、同社のマルチチップおよびチップDRAM統合アプリケーション向けInFO(Integrated Fan-Out)パッケージング技術の設計と検証に向けて連携を拡大したことを発表しました。メンター・グラフィックスは、InFOに対応する専用機能をXpeditionに開発し、ICパッケージ設計者がTSMCの仕様に合わせて設計タスクを完了できるようにしました。この新しいXpeditionの機能は、CalibreとHyperLynx®の両方の技術を活用し、DRCクリーンなInFO GDSファイルの生成に必要な設計者の工数とデザインルールチェック(DRC)サイクルを最小限に抑えます。

「TSMCのInFOパッケージングは、多様な業界ニーズに対応しています。メンター・グラフィックスのXpedition EnterpriseやCalibreサインオフプラットフォームなどのパッケージツールをベースにしたInFOソリューションは、顧客がTime-to-Marketの目標を達成できるよう支援します。」TSMC、Design Infrastructure Marketing Division、Senior Director、Suk Lee氏は、上記のように述べています。

メンター・グラフィックスのXpedition Enterpriseは、プリント基板(PCB)、ICパッケージ、マルチボードシステムレベル設計向けに、アーキテクチャのオーサリングから実装、製造まで幅広く使用されている設計フローです。設計向けプラットフォームであるXpedition Enterpriseに、解析および検証向けのHyperLynxツールスイートと業界をリードするCalibreを統合することで、InFO設計を実装する設計者に対して以下に挙げるさまざまな利点を提供します。

  • XpeditionでTSMCのデザインルール要件を満たしたInFOレイアウトを生成
  • HyperLynx DRCを用いたInFOに特化した合理的な設計内製造検証によってクロージャまでの時間を短縮し、設計段階でのDRCイタレーションを削減
  • Calibre DRC、LVS、3DSTACKソリューションによりサインオフレベルのダイとInFOパッケージのDRC、またLVSによるダイ間接続検証を可能にし、TSMCが求める精度とDRCクリーンなGDSを保証して初回成功率を向上
  • Calibreのハイライトおよびクロスプローブ機能をパッケージング設計結果に利用することで、ファウンドリのサインオフレベルに達するまでの時間を短縮
  • 熱解析および熱を考慮したポストレイアウトシミュレーションのフローとの統合により、熱問題が起きる可能性を早期に特定
  • システムレベルのシグナルパスのトレース、抽出、シミュレーション、ネットリストのエクスポートにより、InFOパッケージ全体のシグナルインテグリティを保証

「今回の連携は、メンター・グラフィックスによる初期からのTSMCのInFOパッケージング技術サポートに基づいて拡張したものです。TSMCとメンター・グラフィックスの継続的な協業により、新たに開発されるInFO技術を設計ポートフォリオに簡単に組み込めるようにしているため、設計会社は設計性能や市場展開までのスケジュールに自信を持って製品提供を拡大していくことができます。」メンター・グラフィックス、Board Systems Division、Vice-President and General Manager、A.J. Incorvaiaは、上記のように述べています。

「TSMCのInFO設計を実装している企業は、InFOパッケージ設計特有の実装と検証ニーズにファウンドリのサインオフレベルで対応した統合ソリューションを求めています。Xpedition EnterpriseとCalibreを組み合わせることで、設計および検証の統合環境を両社の顧客に提供し、ファウンドリのサインオフクリーンなInFO設計を生成できます。」メンター・グラフィックス、Design to Silicon Division、Vice President and General Manager、Joe Sawickiは、上記のように述べています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、昨年度売上高としておよそ11.8億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

 

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