Volcano VSTAR
Volcano VSTAR AUTOSAR ベーシック・ソフトウエア(BSW)スタックは、ハードウェア依存性レイヤからアプリケーションを抽出したECU設計向けに、AUTOSAR 4.0完全準拠の拡張可能ミドルウェアを提供します。また、包括的なトップダウン開発ツールセットにより強化されています。
VSxツールスイート
VSTARは、トップダウン式の車載システム設計やECU設計向けのVolcano VSx統合ツールスイートの一部です。完全検証済みライブラリとして、MCALモジュールも含めて提供されているので、モジュールを統合する手間が省けます。
また、最も一般的なマイクロコントローラ・デバイスに移植したり、OEM互換のモジュールと統合させることができます。
VSTARの機能
- オペレーティング・システム
- ランタイム環境(RTE)ジェネレータ
- モード管理用のモジュール
- メモリ管理、診断/通信サービス用のモジュール
- I/Oハードウェア抽出ファームウェア
- LIN、CAN、FlexRayのオプション通信スタック
機能と利点
- すべての拡張クラスをサポートしたAUTOSARオペレーティング・システム
- あらかじめ構築された検証済みのライブラリ
- リンク・タイムと構築後コンフィギュレーションのバリアント管理
- 小さなフットプリントに合わせて拡張可能
- ボディ、シャーシ、パワートレインのドメインに使用可能
- CAN、LIN、FlexRayの通信スタック
- タイム・クリティカルなアプリケーションを実行するためのプロファイリングに対応
- ターゲットMicrocontroller Abstraction Layer(MCAL)との統合
- OEM/Tier1特有のベーシック・ソフトウェア(BSW)モジュールや複雑なデバイスドライバとの統合
- EclipseベースのVSxツールスイートのプラットフォームに含まれるVolcano VSBコンフィギュレーション・ツールによるサポート
ハイライト
メンター・グラフィックスのAUTOSARオペレーティング・システムは、OSEK/VDX規格に基づいており、すべてのコンフォーマンス・クラスとスケーラビリティ・クラス(SC1-4)に対応しています。
オペレーティング・システムはAUTOSARシステム・サービスに含まれており、OSEK OS、カウンタ・インタフェース、スケジュール・テーブル、スタック・モニタリング、保護フック、タイミング保護、グローバル・タイムの同期サポート、メモリ保護などの機能を提供します。