成功事例

Volvo Trucks

2007年07月18日

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Volvo Trucksと共同でAUTOSARプロジェクトに成功

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、Volvo Trucksと共同で行ったAUTOSARデモンストレータ・プロジェクトから、優れた結果が得られたことを発表しました。AUTOSARは自動車開発 アーキテクチャのオープン・スタンダード構築に取り組む標準化団体であり、メンター・グラフィックスはそのプレミア・メンバーです。このプロジェクトで は、AUTOSARの技術を用いた既存空調制御システムの再開発を行いました。このプロジェクトの目標は、Volvoグループ内におけるAUTOSARに 関する知識を深めると共に、AUTOSARのコンセプトそのものの商業的実用性を評価することでした。

プロジェクト開始から5ヶ月後には、プロトタイプと実用トラックとの統合、テストに成功しました。「メンター・グラフィックスが短いTATでプロトタイプ を実装してくれたことで、スケジュール通りに目標を達成することができました。」

AUTOSARは2007年1月に、実用製品開発の基盤となる初の仕様セット(リリース2.1)をリリースしたばかりであり、多くの自動車OEM及びサプ ライヤが、AUTOSAR技術をベースとする製品及びシステム開発の可能性について検討を進めています。しかしAUTOSARが設立当初からそのコンセプ トを開発するにあたり、商用車両に対する考慮を特に施さないとしていたことから、商用車両(トラック、バス、建設用車両及び船舶エンジン)メーカーであ り、AUTOSARプレミアム・メンバーでもあるAB Volvoが、商用車両メーカーの視点からAUTOSARのコンセプトを評価することによって、AUTOSARの規格がこの分野特有のニーズに矛盾を抱え ることなく対応できるかどうかを検証することを決断しました。

このプロジェクトにおいてメンター・グラフィックスはパートナーとして、基本ソフトウェア全体、つまりAUTOSARミドルウェア・プラットフォームの開発と、オペレーティング・システム及びETAS GroupのLive Devicesにより開発されたランタイム環境との統合を行いました。
このプロジェクトでのメンター・グラフィックスのツール開発における重要なポイントは、VNA(Volcano Network Architecture)を設計フローに統合し、AUTOSARのコンテキストにおいて予測性の高いCAN(Controller Area Network)を介したネットワーク通信を実現することでした。

プロジェクト開始から5ヶ月後には、プロトタイプと実用トラックとの統合、テストに成功しました。「メンター・グラフィックスが短いTATでプロトタイプ を実装してくれたことで、スケジュール通りに目標を達成することができました。」Volvo 3PのSenior Software Architect、Joakim Ohlsson氏はこのように語っています。「このプロトタイプには、SAE J1587のような商用車両特有のバス・プロトコルのサポートや、ステッパー・モーターのようなアクチュエータの高度な制御も含まれていました。また、ア プリケーションを様々な方法で複数のECUに分割し、ネットワークを介した各種ファンクション(アトミック・ソフトウェア・コンポーネント、SWC)の転 送性をテストすることができました。」
デモンストレータ・プロジェクトの結果より、以下が確認されました:(i) 主要AUTOSARコンセプトの有効性;(ii) 商用車両の特殊なニーズに対応することも可能である;(iii) AUTOSARのコンポーネントならびにツールは、製品開発をターゲットとしたコンセプト検討を開始するのに十分な成熟度に達している。

「メンター・グラフィックスのAUTOSARに対する専門技術、製品のタイムリーな提供によって示されるカスタマーのコミットメント、統合作業に対する技 術的サポートにより、このプロジェクトを非常に短期間で成功させることができました。」メンター・グラフィックスの System Level Engineering Division、Serge Leefはこのように語っています。「この分野に対する我々の投資とコミットメントは、最終的にお客様にとって大きなメリットを生み出すものと確信してい ます。今回の結果は、AUTOSAR規格の商用展開への道のりにおいて重要なマイルストーンであると言えます。」

AUTOSARについて

メンター・グラフィックスは、AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)のプレミアム・メンバーです。AUTOSARは自動車メーカー、サプライヤ、及びエレクトロニクス、半導体、ソフトウェア分野 の企業で構成される世界規模の共同開発パートナーシップです。

2003年より、これらの企業は自動車業界においてオープン・スタンダードによるソフトウェア・アーキテクチャを構築する為の共同開発を行ってきました。AUTOSARはソフトウェア及びハードウェアの交換とアップデートを容易にすることにより、増大する車載電気、電子アーキテクチャの複雑性を管理し、品 質を損なうことなくコスト効率を高めることを目指しています。AUTOSARのコア・パートナー企業は、BMW Group、Bosch、Continental、DaimlerChrysler、Ford、Opel、PSA Peugeot Citro?n、Siemens VDO Automotive、Toyota、Volkswagenです。これらの企業に加えて、約50社の「プレミアム・メンバー」もこのパートナーシップにお いて重要な役割を果たしています。この共同開発パートナーシップに参加する企業はAUTOSAR仕様を無償で使用できます。

上海汽車集団

2006年1月11日

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メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社:本社東京都品川区、コーポレート・ヴァイス・プレジデント:パトリック・ウィリアムス、以下メンター)は本日、上海汽車集団(Shanghai Automotive Industries Corporation −SAIC)がメンターのVolcanoネットワーク設計ならびにテストツールをSAIC自社ブランド自動車プラットフォームの車載ネットワーク設計向けに購入したことを発表しました。SAICはVolcano Network Architect(VNA)ならびにVolcano TELLUSテスト・検証ソリューションを使用する予定です。VolcanoはすでにAudi、BMW、Bosch、Visteon、Volvoでも採用されており、SAICは最も新しいユーザーとなります。

「SAICのような企業との関係を通じ、急速に拡大する中国の自動車市場に洗練されたエレクトロニクス・システムを提供することができ、非常に嬉しく思います。今回の発表はグローバルな自動車産業に貢献するメンターの取り組みの非常に良い例となりました」

メンターのVolcanoソリューションは車載ネットワーク・システム開発をサポートする包括的なネットワークおよびデータ通信設計ツールをSAICに提供します。Volcanoを使用することにより、ネットワーク設計を簡単かつ高い予測性で行うことができ、データ通信を確実にすることにより検証作業を大幅に削減可能となります。これによってネットワークの問題から生じる保証コスト、および変更のためのコストも解消されます。SAICはVolcano TELLUSテスト・検証ツールを車載システム内の通信パラメータの自動検証に利用します。

SAIC Automotive Engineering AcademyのNew Technology Department Vice DirectorであるFei Hao氏は次のように語っています。「メンターの車載ネットワーク設計ツール群Volcanoにより、我々の開発する自動車の多様な通信システムを、新しいプラットフォーム設計から始めるよりも格段に迅速に開発することができます。SAICの設計エンジニアは各自動車の特徴に集中して開発することができ、通信システムの実装はVolcanoツールに任せることができるのです。このツール群は新車の開発と複雑な車載システム導入を同時に行わねばならない SAICのような大きな技術的飛躍を課題とする企業にとって理想的なソリューションです」。

「SAICのような企業との関係を通じ、急速に拡大する中国の自動車市場に洗練されたエレクトロニクス・システムを提供することができ、非常に嬉しく思います。今回の発表はグローバルな自動車産業に貢献するメンターの取り組みの非常に良い例となりました」 と、メンターのSystem Level Engineering Division、General ManagerのSerge Leefは述べています。

Ford Motor Company

2006年10月18日

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FordがCHS電気設計ツールを使った標準化を全世界で実施

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、日本法人メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社:本社東京都品川区、コーポレート・ヴァイス・プレジデント:パトリック・ウィリアムス、以下メンター・グラフィックス)は本日、Ford Motor Companyが車載電装システムの設計にメンター・グラフィックスのCHS フローを使って全世界で標準化を実施する決定を行ったことを発表しました。これによりCHSは、Jaguar®、Land Rover®、Mazda® 、Volvo® ブランドをはじめとするFordグループ全体で利用されることになります。Ford Motor CompanyはCHSの強力な電気システム設計・統合ソフトウェア、ならびにCHSハーネス設計・コスト算出ツール群を配備していきます。

「CHSを導入することにより、Ford Motor Companyはこれらの最新技術を積極的に展開しようとしています。現在の自動車において電気システムは非常に影響の大きい側面です。CHSを使った標準化を推進することで、Fordはコスト、信頼性、タイム・トゥ・マーケットの向上を部品番号管理、設計エラーの削減、アーキテクチャ最適化等を通じて達成していく計画です。」

このようにCHSフロー全体を利用することでFordは時間のかかる様々なタスクを自動化し、開発生産性の大幅な向上を図ります。特に、CHSの生産的な設計フローにより部品とシステムの再利用が推進されることにより、まとめ仕入れが可能になり、またルールドリブンかつ構築時に正しさの保証されるシステムにより配線の間違いを解消できるようになります。CHSは独自の配線合成技術により、最新の自動車に必要とされる市場別の複雑な構成に伴う様々なオプションやバリアントを考慮しながら、全ての配線インターコネクトを自動的に構築することが可能です。

Fordではメンター・グラフィックスのハーネス設計およびコスト算出ツールも導入するため、データは設計プロセス全体でスムーズに共有でき、これには大手ハーネス・サプライヤとの連携も含まれています。これによりDesign-for-Manufactureの強化を図れる他、強力な設計変更プロセスもサポートされます。

CHSの根幹を成すのは、電気設計の複雑性という問題を解決するには設計データの管理が鍵であるという考え方です。この複雑性の多くは、前述した膨大な構成に伴う問題から来るものであり、これはFordのみならずあらゆる自動車OEMが直面する課題です。CHSはデータ・セントリックなツール群であり、各ソフトウェア・アプリケーションはCapital Manager™ アプリケーションに含まれる共通のオブジェクト・モデルを中心に構築されています。電気設計フローにおいて各構成間の複雑な関係を把握、対応することにより、CHSはこの複雑性に対する適切な管理を実現します。

「CHSを導入することにより、Ford Motor Companyはこれらの最新技術を積極的に展開しようとしています。現在の自動車において電気システムは非常に影響の大きい側面です。CHSを使った標準化を推進することで、Fordはコスト、信頼性、タイム・トゥ・マーケットの向上を部品番号管理、設計エラーの削減、アーキテクチャ最適化等を通じて達成していく計画です。」メンター・グラフィックスのIntegrated Electrical Systems Division、General ManagerのMartin O'Brienはこのように述べています。