流体シミュレーションと熱測定

エアフローと熱問題は、車両の性能だけではなく、安全性、信頼性、そして乗客の快適性にも影響します。メンター・グラフィックスの流体シミュレーションやテスト・ソリューションは今、世界中の自動車OEMメーカーやTier 1サプライヤの注目を集めています。自動車設計者は、高い実績を持つメンター・グラフィックスのハードウェア/ソフトウェアのツールによって車両内部と外部の性能分析が可能になります。

メンター・グラフィックスのハードウェア・ベースの熱測定システムは、スタック型、マルチダイ型を含むICパッケージ、パワーLED、TIM、更に電気システム全体の熱特性を測定できます。

メンター・グラフィックスのシミュレーション・ソリューションは、研究室で行われていたCFD(Computational Fluid Dynamics)解析をデスクトップPCでも実行可能にすることにより、設計者自身が熱プロット、粒子トレース、速度線図などを使って熱評価、流体評価作業できるよう支援します。メンター・グラフィックスのCFDソフトウェアツールには、次の利点があります。

  • プロトタイプ検証にかかる時間を最小化
  • プロトタイプのコストを大幅に削減
  • 多くのアイディアや可能性を評価
  • 製品の信頼性アップ
  • 短時間でよりよい設計をサポート

メンター・グラフィックスのシミュレーション・ツールが車両内部と外部のフロー特性を予測(クリックすると拡大します)

流体解析と熱解析ソリューション

電子系の冷却

半導体デバイスやそのパッケージの熱特性を解析するパワフルな機能を搭載したFloTHERMは、ECUをはじめ、ダッシュボードに取り付けるGPSシステムなど電子機器の温度設計を最適化するため業界トップのツールです。プリセット機能やパーツライブラリによって作業効率化を実現します。

コンカレントCFD

FloEFDは、 CATIA V5やPro/ENGINEER Wildfireなどの業界標準MCADプラットフォームに組み込まれ、時間のかかる手順を自動化、機械設計者がバルブ、マニホールド、ワイパーなどに流体解析を実行できるようになります。FloEFDユーザはCFD解析時間を最大で75%短縮できます。

乗客の快適性

FloVENTは、車両の熱伝達、冷却、空気循環系統設計に洞察と予測可能性をもたらします。個別の導管だけでなく、旅客バス1台分でも簡単にモデル化できます。FloVENTはエアフロー、温度分散などさまざまな条件を最適化でき、車両をあらゆる角度から「スライス」」画像でとらえます。


熱測定と特性評価

コンパクト・シミュレーション・モデルで使用するためにパワーLEDの発熱パスを数量化したり、結合部の温度を確認するときT3Ster (Trister) とその周辺装置がおすすめです。移行性の熱測定手法や精密ハードウェアがその組み合わせで業界でもっとも精度の高い結果を出力します。

自動車業界向けソリューションとメンター・グラフィックスのツール

システム・モデリング

モデル駆動型アーキテクチャ(MDA)により、ターゲット非依存のアプリケーション・モデルを効果的、かつ実践的に再利用を促します。

メカトロニクス・シミュレーション

アナログ、デジタル、ミックスシグナル・システムの設計と解析のための仮想ラボ環境。

車載ネットワーク

車載ネットワークに特化した、ネットワーク/データ伝送ソリューション。

電装システム設計およびワイヤ・ハーネス設計

統合化されたアプリケーションと強力な設計データ管理によりシームレスなフローを実現します。

AUTOSAR

AUTOSAR (AUTomotive Open System ARchitecture) は、オープンで標準化された自動車ソフトウェア・アーキテクチャで、自動車メーカー、サプライヤ、そしてツール開発者とが共同で開発しています。

流体シミュレーションと熱測定

自動車設計者が車両の内部と外部の両方から性能評価を行えます。

自動車業界関連リソース

AUTOSAR開発とラウンドトリップ・エンジニアリング 信頼性を実現する5つのステップ

本稿では、MathWorksのMATLAB、Simulink、Embedded Coder、そしてメンター・グラフィックスのAUTOSARオーサリングツールであるVolcano Vehicle Systems Architect(VSA)を紹介し、アーキテクチャ設計環境とモデルベース設計環境における情報のやり取りと相互運用性について、5つのステップに分けて解説します。 技術文献を表示

AUTOSAR開発の鍵となるラウンドトリップ・エンジニアリング

AUTOSARは7年の開発期間を経てついに、本格的な生産体制が整いました。AUTOSARベースの開発プロセスでは数々の多彩なツールが利用されており、ツールどうしのスムーズな連携が非常に重要視されています。本稿では、ツールの相互運用性にとってラウンドトリップ・エンジニアリングが必要不可欠な理由について、メンター・グラフィックスとMathWorksが例をまじえてご紹介します。自動車業界に携わるエンジニアにとって、ラウンドトリップ・エンジニアリングは反復型開発プロセスを進めるうえで欠かせない手法となっています。 技術文献を表示