Constraint Manager for xPCB Layout
受講期間 | 2日間 |
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受講費用 | 120,000円(消費税抜) |
PASSBOOK | 2トークン |
コース概要
最初に、メンターグラフィックスの回路設計ツールと基板設計システムからアクセスできる制約条件入力環境について紹介します。この制約条件管理システムは、基板設計におけるさまざまな規則を、回路設計者と基板設計者が協力して構築することにより、制約条件をより洗練されたものにすることを目標としております。
その後、Constraint Managerを効率良く、効果的に使うために必要な操作を説明します。
講義の内容を理解するための実践的な実習データが用意されており、すぐにConstraint Managerを使って頂くことができます。
コース内容
- Constraint Managerの概要と階層を持った制約条件の説明
- xDX DesignerとxPCB Layoutで、Constraint Managerを起動し、制約条件を確認する
- 設計データ内にある情報を見つけ出す/絞り込む
- 階層を持った制約条件を表示する
- スプレッドシートとツールバー、初期設定を使い、効率良くConstraint Managerを操作する
- 制約条件を再利用し、他の設計データに流用する
- 設計データ内のさまざまな情報を、ネットクラスや制約条件クラス、スキームを使って系統的に仕分ける
- トレースの幅や使用するビア、クリアランスなど、物理的な制約条件を設定する
- 立ち上がりの早い信号に、カスタムトポロジを設定し、最小/最大配線長や等長などの制約条件を割り当てる
- 制約条件を割り当てたネットに対し自動配線を実行し、その結果を検証する
実習ラボ
- Constraint Managerの概要
- Constraint Managerのユーザインタフェース
- ナビゲータウィンドウとスプレッドシート
- スプレッドシート内のデータの編集
- PCBデータとのクロスプローブ
- 設計工程でのConstraint Managerの役割と物理的な制約条件の定義
- 回路設計ツールと基板設計システムからConstraint Managerを立ち上げる
- ネットクラスを作成し、ネットを割り振る
- トレースとビアの制約条件を定義する
- その他の物理的な制約条件を定義する
- クリアランスルールを設定する
- ICのパッケージタイプごとにクリアランスルールを設定する
- スキームを設定し、xPCB Layoutのルールエリアに割り当てる
- ネットプロパティと制約条件クラス
- 制約条件クラスを作成し、ネットを割り当てる
- ネットにプロパティとトポロジを設定する
- エレクトリカルネットを生成する
- 差動ペア配線に対する制約条件と制約条件テンプレート
- 差動ペアを設定する
- 差動ペア配線のインピーダンスを算出する
- xPCB Layoutで差動ペアを配線する
- 制約条件テンプレートを作成し、他のネットに割り当てる
- 配線長と伝搬遅延に関する制約条件
- 等長配線の制約条件を作成する
- 伝播遅延をフォーミュラ(数式)で制御する
- 遅延の制約条件を持つネットを配線する
- 並行配線とクロストーク
- 並行配線ルールを設定する
- 並行配線ルールを持つネットを配線する
受講対象
- プリント回路基板設計者
前提知識
- プリント基板設計の基本知識とWindowsの基本操作