メンター・グラフィックス、高度な幅広い抽出ニーズに応える
Calibre xACT寄生抽出プラットフォームを発表

2015年04月23日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、14nm FinFETをはじめとするアナログおよびデジタル抽出の幅広いニーズを満たし、IC設計者の推測やセットアップ作業を最小化する新しい寄生抽出プラットフォーム、Calibre® xACT™を発表しました。Calibre xACTは、顧客が採用しているプロセスノード、アプリケーション、設計サイズ、抽出目的に合わせて抽出テクノロジを自動的に最適化し、最高の精度とTATを実現します。Calibre xACTを寄生抽出に導入した顧客からは、非常に厳格な精度要件を満たしながらTATを10分の1まで短縮できたという報告を受けています。

14nmに対応したCalibre xACTの開発および品質認定にあたっては、サムスン電子がメンター・グラフィックスと広範囲にわたり協力して取り組みました。技術開発の過程においては、その極めて高精度であるという特性から同製品自体を使用しました。Calibre xACTは、幅広い抽出作業に単一のルールデックを利用するため、ルールデックの修正やツール設定を手作業で行うことなく、顧客が求める精度と迅速なTATを提供します。

「業界主流の抽出製品のベンチマークテストを慎重に実行した結果、今後すべての次世代設計に適用するリファレンスサインオフ抽出ツールとしてCalibre xACTを採用しました。次世代設計には、90nmや65nmプロセスノードの製品も含まれます。Calibre xACTは、最先端ノードをターゲットにした抽出製品の中で、最高の高精度とTAT短縮の組合せを実現することが分かりました。また、単一の抽出ツールをトランジスタレベルからフルチップのデジタル抽出に至る幅広い対象に適用し、最高の結果が得られることを高く評価しています。」サイプレスセミコンダクタ、CAD Director、Dragomir Nikolic氏は、上記のように語っています。

回路設計者は、設計サイクルを通じて、性能と精度のバランスを取ろうと常に苦心しています。これは寄生抽出の場合も変わりません。現在主流のプロセスノードで使われるFinFETデバイスはますます複雑化しており、設計エンジニアが10億規模のトランジスタ設計に求める精度、性能、キャパシティも急激に増加しています。事実、最新ICのすべてのプロセスノードで、メモリ、アナログ、標準セル、カスタムデジタルコンテンツを組み合わせた複雑化が進行しています。この複雑性を受けて、抽出ツールは多種多様な課題に直面しています。それらの課題に応えるべくCalibre xACTプラットフォームは、コンパクトなモデル、フィールドソルバ、効率の良いマルチCPUスケーリング技術により、スケジュールを遵守するためのTAT短縮と安定した高精度を実現します。

Calibre xACTは、完全なトランジスタレベルモデリング向けのCalibre nmLVS™、特定対象向けの超高精度抽出アプリケーションであるCalibre xACT 3DといったCalibre製品シリーズ全体と統合されており、シームレスな検証フローを実現します。また、サードパーティの設計環境やフォーマットとの相互運用性に加えて、既存の設計およびシミュレーションのフローとの互換性も備えています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ12.4億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、www.mentorg.co.jpをご覧ください。

Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

 

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