メンター・グラフィックス、TSMCの設計開始向け7nmと
量産向け10nmのプロセスサポートを強化

2016年03月16日

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、機能拡張と最適化を加えたCalibre®プラットフォームAnalog FastSPICE™ (AFS™) Platformが、Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd.(以下TSMC)の10nm FinFET V1.0プロセス向けに認証されたことを発表しました。加えてCalibreとAFS Platformは、最新のDRM(デザインルールマニュアル)とSPICEモデルを用いた、TSMCの7nm FinFETプロセスの早期設計開始とIP設計に対応します。

先端製造プロセス向けの設計を手がける相互の顧客を支援するために、メンター・グラフィックスは、Calibre nmDRC™サインオフツールの10nm向け物理検証を改善し、昨年の認証取得時当初に比べてランタイムを加速しています。Calibre nmLVS™は、10nmプロセスで用いる新しいデバイスパラメータに対応し、高精度のSPICEモデルシミュレーションと自己発熱シミュレーションが可能です。またメンター・グラフィックスは、Calibre xACT™の寄生抽出精度を高めるなど、10nmプロセス要件に合わせて、レイアウト寄生抽出フローを積極的に拡充しています。

Calibreは、設計の信頼性と製造性の向上にも役立ちます。TSMCの信頼性ソリューションは、10nmプロセスでの抵抗と電流密度をチェックする拡張技術を備えたCalibre PERC™信頼性検証ソリューションを活用しています。DFM(Design for Manufacturing)への対応として、Calibre YieldEnhancerのSmartFill機能に改良を加え、フィルパターンの色分けやより高度な配列/スペーシングルールをサポートしました。この他にも、チップフィニッシングツールのCalibre DESIGNrev™、結果ビューアのCalibre RVE™Calibre RealTimeをそれぞれ最適化し、マルチパターニング、LVS(Layout vs. Schematic)比較、ERC(電気的ルールチェック)、信頼性検証に向け、より優れた統合と各種デバッグ機能を追加しました。

メンター・グラフィックスとTSMCは、Calibreの広範な機能を7nm FinFETプロセス特有の要件に対応させるべく協業を続けています。Calibre nmDRCとCalibre nmLVSは、早期設計に着手する顧客に向けて既に認証済みであり、現在は、SmartFill機能とマルチパターニング機能を拡張しています。

AFS Megaを含めたAFS Platformは、より高速で高精度な回路シミュレータとして、TSMCの10nm FinFET V1.0プロセス認証を取得しました。また、7nmプロセスを対象とした最新のDRMとSPICEモデルでも、早期設計開始に向け認証を受けています。

Olympus-SoC™をはじめとするメンター・グラフィックスの配置配線プラットフォームは、10nmの先端デザインルールに対応するように機能強化され、サインオフのための抽出/スタティックタイミング解析ツールとの連携も最適化されています。このようなツール連携は、7nmプロセスにも広がっています。

「TSMCは、メンター・グラフィックスとの継続的な協業を通じて、双方の顧客が手がける7nmプロセス設計の成功を支援するために、設計ソリューションとサービスを提供しています。また、10nm技術の完全量産リリースに向けても協力を続けています。」TSMC、Design Infrastructure Marketing Division、Senior Director、Suk Lee氏は、上記のように述べています。

「今日のSoC設計を牽引している設計者の手に世界最先端プロセスを届けるには、ファウンドリとEDAサプライヤとの緊密な連携が欠かせません。メンター・グラフィックスが提供する品質と性能に実績のある幅広いプラットフォームを、TSMCが将来に向けたエコシステム戦略に継続して採用していくことを光栄に思っています。」メンター・グラフィックス、Design-to-Silicon Division、Vice President and General Manager、Joe Sawickiは、上記のように述べています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、昨年度売上高としておよそ11.8億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

 

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メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
マーケティング部
エリソン 有理
E-mail: yuri_ellison@mentor.com