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島津製作所、世界標準としてメンターのXpedition PCB設計フローを採用

2019年05月16日

メンター,シーメンス・ビジネス(以下メンター)は、大手精密機器メーカーである株式会社島津製作所(以下島津製作所)が、構想設計から回路図入力、さらにはプリント基板(PCB)の設計から製造までの電子設計における全プロセスを一気通貫するフローとして、メンターのXpedition™を全社標準ツールとして採用したことを発表しました。

島津製作所が過去に使用してきたツール製品を踏まえて同社のニーズを再評価した結果、メンターのXpedition PCB設計フロー、HyperLynx™高速解析ツール、PCB製造向けのソリューションとなるValor™ NPIおよびMSSスイートを含む周辺技術が適切である判断されました。Xpeditionの採用においては、以下に挙げる結果が特に評価されています。

  • Xpedition EDMのデータ管理テクノロジを活用した、事業部間のデータ共有と過去資産(IP)再利用による設計品質の向上
  • XpeditionとValorの製造テクノロジを活用した、設計部門と製造部門の連携強化。設計フロー全体の効率化と最適化の実現
  • Xpeditionフローに統合されたHyperLynxシリーズの多彩な検証機能。設計段階で検出が困難な電気的課題の早期解決と品質向上の実現

「島津製作所は市場をリードする分析計測機器や医用機器などを開発することを企業命題として掲げており、メンターのXpeditionフローを標準化することによる設計プロセスの大幅な改善を期待しています。特に、製造プロセスとの連携は高く評価しており、メンターの技術がもたらす設計と製造の両側面での生産性向上は、島津製作所の商品開発に多大な貢献をもたらすと確信しています。」島津製作所、総合デザインセンターにおいてセンター長を務める大隅太郎氏は、上記のように述べています。

島津製作所は、シグナルインテグリティおよびパワーインテグリティの解析、FPGA設計の最適化、デザインルールチェック(DRC)、ライブラリおよびデータ管理、PCB製造、さらにはQuesta™およびModelSim™を使用した機能検証など、幅広いメンター製品を同社の設計フローに採用しています。

「島津製作所が、メンターの実績ある技術ポートフォリオを社内標準として選んでくれたことについて、業界をけん引するPCB電子設計ソフトウェア企業として大変光栄に思います。島津製作所のような大手顧客とのパートナーシップは、メンターのソリューションが設計リスクを低減しつつ市場投入時間を短縮し、顧客が画期的な新製品を開発する支援となることの表れであると考えます。」Mentor EDA Electronic Board Systems、Senior Vice President、A.J. Incorvaiaは、上記のように述べています。

Xpeditionについての詳細につきましては、以下のウェブページをご参照ください。
https://eda.sw.siemens.com/en-US/pcb/xpedition-enterprise/